住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

密集地でかっこいい木造3階建てをつくる(2ページ目)

近年都市部での住宅建築に木造3階建が多くみられるようになってきました。ですが敷地条件が厳しいことで光や風のとり入れ方が難しい場合もあります。しかし設計力を活かせば、魅力ある3階建てをつくることは可能なのです。実例を通して考えていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


工夫その1……必要なスペースの確保

敷地に余裕のない分容積率の緩和をうけました。ビルトインカーポートは建物全体の延べ面積の5分の1を上限に容積率の計算には参入しなくて良いという決まりがあるのです。

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      車から降りて雨に濡れることなく玄関に行けます。




工夫その2……プライバシーの確保

密集地の場合、まずは周辺からの視線を遮ることがとても大切です。外部に面する開口部のデザインをどう処理するかが重要です。

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      道路側から見える外観はスタイリッシュなデザインとしています。 


外壁は周囲に圧迫感を与えないソフトな塗壁仕上げとしました。北側斜線(右側)も厳しいですが、全体のバランスとデザインを心がけています。また、1階の窓の高さは隣家との視線が重ならないよう少し高めに設けています。


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