飫肥城大手門、飫肥杉の杉林

■飫肥城大手門
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風格ある大手門。春は桜の名所でもあります。

飫肥に着いたら、まず自然に観光客の目と足が向くのがこちら、「飫肥城大手門」です。

昭和53年(1978年)に復元されたこの大手門は、復元工事の際に礎石に正徳3年(1713年)に刻まれた碑文が発見され、門の内側に保存されています。入口周辺には桜や竹などの美しい緑で彩られ、風格ある大手門とともに、人々の目を癒す美しいコントラストを成しています。まずはここで記念撮影という方が多い、絶好の写真スポットです。

■飫肥杉林
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木漏れ日が美しい飫肥杉の木立

大手門を入って階段を左の方へ上がっていくと、美しい飫肥杉が立ち並んだ飫肥杉林があります。日南の杉は「飫肥杉(おびすぎ)」と呼ばれ、油分が多く腐りにくいため、古くから船や建築資材として全国で使用されてきました。

城内の飫肥杉林は、ひっそりと苔むし、杉の葉陰から太陽の日差しがやわらかく降り注ぐ、マイナスイオンたっぷりの気持ちいい空間です。ここではひと息ついて、飫肥杉や苔たちの静かな呼吸を感じとってみてください。

参考:南那珂森林組合HP「飫肥杉について」

豫章館(よしょうかん)、松尾丸、飫肥城歴史資料館

■豫章館
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風格と気品あふれる豫章館玄関

「豫章館」は、飫肥城藩主であった伊東家が飫肥城から移り住んだ邸宅で、明治2年(1869年)に建てられました。当時は大きな楠(クスノキ)があり、この楠を「予章木」とも呼んだことから「豫章館」と名づけられました。

広い敷地内には当時のままの主屋、御数寄屋、蔵、庭などが残り、南九州らしい武家屋敷の雰囲気がそのまま残っています。城主が眺めた広い庭園を、ゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

■松尾丸

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松尾丸の正面玄関

「松尾丸」は、昭和54年に建てられた比較的新しい建物ですが、100年ものの飫肥杉を使用した江戸時代初期の書院造りで建てられており、杉の木の美しさが随所に光ります。

館内に展示されている川御座船(かわござぶね)「舞鶴丸」の模型(藩主が使用した御座船の縮尺模型)は、昔から林業が盛んであった飫肥藩を忍ぶ、木組みの見事な模型です。

 
■飫肥城歴史資料館

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飫肥城歴史資料館

「飫肥城歴史資料館」は、藩主伊東家やその家臣に代々伝えられてきた甲冑(かっちゅう)や刀剣、古文書等が展示保管されています。1587年(天正15年)~明治4年に至るまでの藩主であった伊東家の、華やかなりし頃の生活や江戸時代の職人仕事のすばらしさを、垣間見ることができます。

参考:飫肥城城下町保存会(由緒施設)