オーストリアの観光って何?
オーストリアというと、クラシック音楽やサウンド・オブ・ミュージックなど、やはり音楽をまっさきに連想する人が多いのではないでしょうか。しかし音楽以外にも、世界遺産を含むさまざまな美術や建築、ハプスブルク家の遺産、アルプスの大自然など、オーストリアには多様で奥深い魅力がぎっしり! 今回はそんなオーストリアの観光概要について説明していきます。オーストリアの音楽
世界三大歌劇場のひとつといわれるウィーン国立オペラ座
■コンサート
オーストリアの2大オーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー(本拠地:学友協会)とウィーン交響楽団(本拠地:コンツェルトハウス)が特に有名。
■オペラ、バレエ、ミュージカル、オペレッタ(※)
ウィーン国立歌劇場(オペラ座)、フォルクスオーパー、テアター・アン・デア・ウィーン(ウィーン劇場)など。
※オペレッタ: オーケストラに伴奏される、台詞と踊りを含んだ歌劇
■ザルツブルク音楽祭
毎年7月下旬~8月下旬にかけてザルツブルクで開催される音楽祭。ウィーン・フィルハーモニーのコンサートや新作オペラの上演など、クオリティの高い音楽が連日上演される。
■ウィーン少年合唱団
ホーフブルク王宮敷地内にある王宮礼拝堂の日曜礼拝にて、天使の歌声を聴くことができる。
オーストリアのその他の芸術・史跡・エンターテイメント
エジプトをテーマとしたクリムトの壁画
■美術館・博物館
クリムトの壁画やブリューゲルの「バベルの塔」が見られる美術史博物館とその向かいにある自然史博物館、クリムトの傑作「接吻」が展示されたベルヴェデーレ宮殿、常にビッグネームを擁した特別展を開催するアルベルティーナなど。
■音楽家の史跡
モーツァルトゆかりの品が展示されたモーツァルトハウス・ウィーン、ベートーベンのデスマスクが見られるハイリゲンシュタット遺言の家、ザルツブルクのモーツァルトの生家、ヴァイオリンを弾く黄金のヨハン・シュトラウス二世像が人気のシュタットパーク(市立公園)、名だたる音楽家たちの墓標が拝める中央墓地など。
■ハプスブルク家の遺産
オーストリアを語るうえでは外せないのが、歴代皇帝を輩出したハプスブルク家の存在。ハプスブルク家の夏の離宮だった世界遺産のシェーンブルン宮殿、皇后エリザベートゆかりの品が観賞できるホーフブルク王宮のシシィ博物館、ハプスブルク家代々の内臓が安置され、モザイク模様屋根が珍しいシュテファン寺院、歴代皇帝の荘厳な棺が圧巻のカプツィーナー教会の皇帝納骨所など、皇帝一家にゆかりの深い史跡が目白押し。
■舞踏会
舞踏会とは、17世紀から18世紀にかけてヨーロッパの宮廷で開催された、正式なダンスパーティのこと。ウィーンでは現在もその社交文化が連綿と受け継がれ、毎年舞踏会が開催されるに至っています。
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■スペイン乗馬学校
1572年創設と世界最古の乗馬学校。ウィーンならではのワルツのリズムに合わせて華麗なステップをふむ、白馬のショーが人気。
オーストリアの建築と大自然も、各国からの観光客に大人気!