川越で粋に着物を着るなら! 川越唐桟(かわごえとうざん)

江戸時代に川越で誕生し、江戸っ子に大人気を博した木綿の織物がありました。それが「川越唐桟(かわごえとうざん)」。渋い色味や粋な縦縞、手頃な価格で近年再び注目されている着物です。

唐桟とは、もともとは17世紀頃から南蛮船によってもたらされた、縞模様の綿織物のこと。舶来品である唐桟は江戸時代大変高価で、庶民には手の届かないものでした。

しかし、幕末に横浜が開港すると、国内では紡ぐことができなかった極細の糸が安く輸入できるようになりました。川越商人はいち早くこれに目をつけ、細い縦縞を特徴とする日本独自の唐桟を作り出しました。木綿といっても極めて細い糸を用いる川越唐桟は、絹にも似たなめらかな風合いと光沢を持つのが特徴。それでいて良質で安価な川越唐桟は、またたくまに江戸庶民の心をつかみ、「川唐(かわとう)」の愛称で人気を博したといいます。

これが川唐。きりっと縦縞。

これが川唐。きりっと縦縞。


川唐の着物は、女性はもちろん男性が着てもとても素敵。スーツやシャツでもおなじみの青系統の縦縞ですから、男の人もチャレンジしやすいはずです。男女を問わず、川越唐桟で江戸の粋を身にまとってみてはいかがでしょう。

川越唐桟の着物を扱っている店は以下の2店舗。

■呉服かんだ
蔵造りの街並みの中にあり、手織り・草木染の川唐も扱っています(興味のある方は店員さんに尋ねてください)。川唐と帯とのコーディネートも色々提案してくれますよ。

「呉服かんだ」外観。

「呉服かんだ」外観。


着物文化を守り発展させていこうという心意気が感じられるお店で、着付け教室も開催しています。

■呉服かんだ
住所:埼玉県川越市幸町3-1
TEL:049-222-1235
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
アクセス:西武新宿線 本川越駅から徒歩15分
地図:Google地図情報
ホームページ:呉服かんだ

そして、2016年7月18日にオープンしたばかりのお店が「RENTAL KIMONOかんだ」。ここ数年のレンタル着物への要望の高さに応え、「呉服かんだ」が満を持して開いたお店です。

「レンタル着物かんだ」は落ち着いた小さな一

「レンタル着物かんだ」は落ち着いた小さな一軒家。

「呉服かんだ」の店舗から歩いて1分ほどの脇道に位置する「RENTAL KIMONO かんだ」。

着付けをしてもらう部屋。舞台の楽屋のような雰囲気?

着付けをしてもらう部屋。舞台の楽屋のような雰囲気?
 

種類豊富なので幅広い着こなしに対応可能。

種類豊富なので幅広い着こなしに対応可能。


嬉しいことに、「RENTAL KIMONOかんだ」では川越唐桟の着物もレンタルできます。しかも種類も豊富。

川唐の着物をレンタルできるのも嬉しい。

川唐の着物をレンタルできるのも嬉しい。


金額は、レンタルセット4320円~(着物一式、着付け、履物、ヘアセットなど街歩きに必要なものすべて込み)。「RENTAL KIMONOかんだ」の店員さんも、着物のことを知りつくす頼りになる方ばかり。わからないことはなんでも聞いて、自信を持って着物を着こなしましょう。

■RENTAL KIMONOかんだ
住所:埼玉県川越市幸町3-1
TEL:049-227-9886
営業時間:10:00~17:00
アクセス:西武新宿線 本川越駅から徒歩15分
地図:Yahoo!地図情報


■呉服笠間
「呉服 笠間」は明治43年創業の歴史あるお店。
ここには、川唐の布地で作ったポーチなどの小物も多々扱っており、お土産にも最適。着物のことならなんでもお店の人に聞いて大丈夫。コミュニケーションをとっているうちに、信頼感も増してくるでしょう。

「呉服 笠間」さんに並ぶ川唐の反物。

「呉服 笠間」さんに並ぶ川唐の反物。


着物をあつらえるならまずは川唐から! 着物を仕立てる、という経験は少し敷居が高いものですが、比較的手ごろな値段でそれを体験できるのも川唐の魅力。
川越唐桟は、着物初心者はもちろん、着物を着慣れた人にも魅力ある普段着として着こなして欲しいですね。

■呉服笠間
住所:埼玉県川越市仲町5-10
TEL:049-222-1518
営業時間:9:30~19:00
定休日:水曜日
アクセス:西武新宿線 本川越駅から蔵の街方面へ進み徒歩7分
地図:Google地図情報
ホームページ:呉服笠間

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