原材料の品種から自社開発したこだわりビール
サッポロビールから100%国産にこだわったビール『まるごと国産』が数量限定で発売されました。「種から、社員がつくりました。」というコピーで売り出している通り、埼玉県産大麦麦芽、富良野産ホップだけを使って造られたビールとのことです。サッポロビール まるごと国産(350ml缶、関東圏のみで発売)
飲みやすく、食事とも合わせやすい
飲んでみると、かなりスッキリとしたビールでした。香りはかなり上品で薄く感じる方もいるかもしれません。ただ、温度が上がってくると、ほどよく感じられます。味わいも上品で、軽い苦み、その後で麦芽の甘みを感じます。ビールだけで楽しむというよりは、食事を楽しみつつ、ゆっくりと飲むのが良さそうです。過去にサッポロビールが開発したオリジナルホップでは「フラノビューティー」という華やかな香りが特徴的な品種があったのですが、まるごと国産に使われている「リトルスター」というホップには、そこまでの特徴は無く、誰にでもオススメできる大人しい香りとなっています。
サッポロビールらしい企画ビール
サッポロビール社員 のべ1,900人が参加
ただ、味や香りの特徴を考えると、クラフトビールが流行りつつある今の時流とは多少ずれを感じます。また、価格はヱビスと同じくらいのプレミアムな価格帯なので、もう少し特徴が際立っていた方が買いやすい気もします。いずれにしても、自分たちで開発したホップ、麦芽を使って醸造したビール、という世界初の試みとのことなので、原材料や収穫地にこだわるサッポロビールのこれからの展開に期待したいと思います。
■サッポロビール まるごと国産
http://www.sapporobeer.jp/marugotokokusan/