台北/台北のホテル

グランドヴィクトリアホテル・維多麗亞酒店/台北/内湖

「台北で彼女(または妻)を連れて出かけたら喜びそうな台北のホテルってどこですか?」今、私が誰かにそう訊かれたらW台北、パレデシン、32行館などと並んですすめるであろうホテル、それがここ内湖地区にあるグランドヴィクトリアホテル。中心部から少し離れているのに、乙女心をわしづかみにするポイントとは? 今回はその秘密に迫ります!

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

ホテルに恋するホテル…グランドヴィクトリアホテル

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ヴィクトリアホテルのデラックスルームならトワルドジュイ柄のタイプに宿泊を

「台北で彼女(または妻)を連れて出かけたら喜びそうな台北のホテルって、どこですか?」今、私が誰かにそう訊かれたらW台北パレデシン32行館(Villa32)などと並んですすめるであろうホテル、それがここ内湖地区にあるグランドヴィクトリアホテル。中心部から少し離れているのに、乙女心をわしづかみにするポイントとは?今回はその秘密に迫ります!

松山空港からアクセス良好!個性際立つ5ツ星

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屋外にプールがあり、6月~10月くらいまで楽しめる

台北にはいろんなホテルがあり、老舗ホテルから質実剛健なビジネスホテル、安くてスタイリッシュなホテルなど様々です。そんな中でグランドヴィクトリアホテルは5つ星ホテルでありつつも、他のホテルとは一線を画す個性にあふれています。

内湖地区と言えば、松山機場(松山空港)駅があるMRT内湖木柵線の北部エリア。ホテルがある剣南路駅は観覧車があるミラマー(美麗華百樂園)があるところ。この剣南路駅から湖がある港[土乾]駅あたりのエリアは、日帰り旅行先として今じわじわと人気が出ているスポットです。

淡水や新北投よりもずっと都心に近いので日帰り旅行というにはちょっとオーバーですが、湖がある静かな雰囲気は観光気分が高まります。

美的感覚が研ぎ澄まされそうなグッドデザインに包まれる喜び

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アルテミデのランプは仄かな灯り

グランドヴィクトリアホテルはその外観を見るとトラディショナルな空気が漂うので、そんなに他と変わらないような印象をうけるかもしれません。しかし泊まった人だけが感じることのできる、ホスピタリティにあふれるホテルなんです。まずはその室内インテリアをご紹介しましょう。

ブルーのトワルドジュイ柄の壁紙はイギリスから取り寄せたもの(一部の部屋は別の柄を使用)。透明感が美しいフィリップスタルクの椅子や、自分の好きな位置に固定できる便利さが心憎いアルテミデのランプなどは、ひそかに憧れている人も多いのではないでしょうか。

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奥にあるのがフリップスタルクの椅子。ウェルカムフルーツも届けられます

さらにトイレの便器までがビレロイ&ボッホというこだわり。ヨーロッパ最古の歴史を持ち、フランス王室御用達の老舗ブランドであるビレロイ&ボッホの便器はドイツのホテルでは一般的ですが、台湾ではまず見かけません。

客室のクラスに関係なく全ての部屋においてアメニティはロクシタンを選ぶなど、オーナーのこだわりには目を見張るばかりです。

ミニバーはお茶やお水はもちろん、コーラとポカリスエットが無料だったり、Wi-Fiも無料で使えたり。とかく不自由しがちな海外では、このような細やかな心遣いがあるだけでほっとするものです。

朝食は間違いなく美味しいほうがいい

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朝食はイタリアンレストランLA FESTAで。昼はアフタヌーンティーも楽しめる

グランドヴィクトリアホテルの朝食は美味しい!まず特筆したいのがLA FESTAの朝食で出されるコーヒー。当ガイドは今まで20年以上も台湾を旅してきましたが、もしかしたらこのグランドヴィクトリアホテルが台湾で一番おいしいコーヒーを出すんじゃないかと思うくらい、パーフェクトに美味しいと感じました。それもそのはず、使用しているのはイタリアンコーヒー・LAVAZZA。パリのホテルリッツやミラノのスカラ座と同じコーヒーを使用していると聞けば、そのクオリティの高さがお分かりいただけるかと思います。

朝食に出てくる可愛いバターは、フランスノルマンディー地方のIsigny Ste Mere (イズニーサントメール)のバター。木枠の樽に入っているビジュアルも可愛いのですが、さらに無塩と有塩が選べるんです。これもまた、世界の有名ホテルでしか見かけないようなこだわりバターで、日本のホテルでもなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。

さらに台北には珍しく、朝食のパンの中に天然酵母(天然酵母長[木昆]麺包)のバケットまであります。 昼や夜は中華や台湾料理が多くを占めがちな台湾旅行で、美味しいパンとコーヒーで朝を迎えることができるのは、意外とありがたいものです。

実はこのイタリアンレストランは、ミシュランの星を持つシェフがいるレストランでした!このLA FESTAについてはまたご案内します。またこちらのホテルはステーキハウス、Prime 168があることでも有名です。

旅がもっと豊かになるヒミツは、縁起の良い住所にあり?

グランドヴィクトリアホテルは、都心に近いホテルとはまた別の意味でロケーションの良さも魅力の一つ。松山空港までMRTで2駅ですし、実は故宮博物院に一番近いホテルがここなので、2日続けて博物院に通うなんていうのも良さそう。

ミラマーのショッピングモールが目と鼻の先で、ここからは士林夜市のある剣澤駅にシャトルバスが巡回しています。家樂福というスーパーマーケットも徒歩圏内ですから、中華調味料といった現地っぽいお土産さがしもできそうですね。

そしてこちらのホテルは168番地にあり、住所の番地がとても縁起がいいんです。ステーキレストランの名前にも使われているこの168という数字は台湾人ならだれもが知ってるいい数字。168=一路發(イールゥファー)と発音が同じで、ぐんぐん発展していくという意味があるんです!

次は、グランドヴィクトリアホテルでいい旅しませんか?

<DATA>
Grand Victoria Hotel(維多麗亞酒店)グランドヴィクトリアホテル
住所:台北市敬業四路168号
電話:(02)8502‐0000
アクセス:MRT内湖木柵線・劍南路駅下車、3番出口から徒歩約2分
料金:9,100台湾元~20,000台湾元(約32,000~69,000円)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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