「同窓会」で復活のうわさも?
タモロスをこじらせてしまったみなさん。お加減いかがでしょうか。すっかり覚めてしまって、毎日「ヒルナンデス」見てたりしませんか? 芸能ニュースによれば「いいとも」のグランドフィナーレが大好評だったため、年内に「同窓会スペシャル」を放送するんじゃないかという情報も流れています。1年も経たないで同窓会? と不思議に思いましたが、そこには裏番組の影響があるのではないでしょうか。4月から正午スタートとなった「徹子の部屋」に、これまでの慣例どおりなら、12月の最終放送日にタモリが出演することになります。ってことは、下手すると「いいとも」のあった時間帯で、他局にじっくりと思い出を語られてしまう危険がある訳です。フジとしては何としても、その前に思い出特番をやりたいところでしょう。
前回はスタート当時の「笑っていいとも!」を振り返ってみましたが、当時の資料を参考にしながら思い出していると、芋づる式に記憶がよみがえってくるようです。ということで、どこまで続くか書いてる当人も分かりませんが(苦笑)、いいともの軌跡を個人的な思い出とともにたどってみたいと思います。
「いいとも」がブレイクさせた大物タレント
82年10月にスタートして、視聴率二ケタを獲得するまでに半年掛かったと、先ごろのフジ社長会見で語られましたが、確かに「テレフォンショッキング」が話題になるまでは、注目度もそれほど高くなかった気がします。そんな時期の12月に横浜銀蠅の嵐ヨシユキからの紹介でテレフォン初登場したのが、今ではいくつもの長寿番組抱え、バラエティの重鎮的存在となっている所ジョージでした。77年のデビュー以来、本業の歌手活動はともかく(笑)、タレントとしては着実に人気を獲得し、「ドバドバ大爆弾」といったメインMCの番組も担当。プライベートでは81年に結婚、仲人はタモリ夫妻でした。
公私ともに密接な間柄だったタモリ、所の両人は当時さまざまな番組での共演も多く、「いいとも」スタート翌年の83年からはレギュラーとして参加。順調に芸能界の階段を昇っていたようにも見えますが、ファンとしては大いに心配しながら番組を見ていたものでした。