過去問学習の重要性

社労士試験の合格のために、過去問学習は、基本テキストの読み込みと並んで、車の両輪のようなものです。過去問の攻略を疎かにしてしまっては、合格が遠のくばかりとなるでしょう。

過去問は、かつて実際の試験に出題された問題ですから、社労士試験の重要なエッセンスが必ず含まれています。過去5年以上の問題を遡ってみると、特定の箇所について、ほとんど同じか、類似の内容で出題されている傾向があることが分かりますが、そのような問題は、どのような出題方法を取られても絶対に落とせないことを意味します。

また、近年に1題しか出題されていない箇所であれば、次は類似の問題が出題されるかもしれないし、1題も出題されていない箇所があれば、そろそろ出題されるかもしれないという予測が立つので、テキストの該当箇所について出題を強く意識して勉強することができます。

問題集選びのポイント

過去問題集は、様々な資格学校などから出版されているので、どのようなタイプを選べばよいか迷うことがあるかもしれません。基本的にはテキストと対応した問題集を選ぶことになりますが、以下のポイントも考慮すればよいと思います。

○「択一式」と「選択式」
社労士試験は「択一式試験」と「選択式試験」の2つの試験により行われますので、過去問学習もその両方の対策が必要になりますが、問題集としてはまず「択一式試験」のものを入手すれば大丈夫です。

なぜなら、両者は出題方式が違うだけであって、学習範囲は同じですから、両方に同じ労力をかける必要はありません。択一式を解く実力をつければ、選択式を解く力を養うことにつながりますので、まずは択一式試験の問題集に集中して下さい。

○「5者択一型」か「1問1答型」か
「択一式」の過去問題集のタイプには、本番試験と同じ形式の「5者択一型」と、それを1問ごとに分解して掲載した「1問1答型」に大きく分けられますが、どちらがよいかというと前者が必須であり、後者は補完的なものになります。

なぜなら、社労士試験の択一式試験では、消去法が簡単には通用しないくらい、一つ一つの選択肢の正誤を見極めるのが難しいからです。そうすると、結局「1問1答」を解いているのと近い状態になりますので、問題集もそれに対応したものがよいということです。