ひと回り大きく、狙いは欧州Eセグメント

キャデラックCTS

ボディサイズは全長4970mm×全幅1840mm×全高1465mm。旧型より全長は100mm長く、全高は25mm低くなった

キャデラックCTS

フロントにはブレンボ社製ブレーキを採用。18インチのランフラットタイヤを履く、ラグジュアリーは17インチ、エレガンスは18インチアルミホイールを装着

つまりは、欧州Eセグメント狙い。サイズはもちろんのこと、効率性や性能スペックにおいても、BMW5シリーズやメルセデス・ベンツEクラスといった欧州Eセグ勢と比べても、決して見劣りしないクルマに企画されたのである。

なかでも、効率化の核をなす軽量化は、意外にもといえば失礼だろうけれど、キャデラックが最も自信をもっているところで、先代モデル比で約7%のダイエットに成功しており、ほぼ同内容装備仕様の5シリーズと比べて、実に90kg以上も軽く仕上がったのだ。アメリカ車も、随分と“細かく”なったものである。

エクステリアデザインは過去2世代のイメージを踏襲した。そのうえで、いっそうロングノーズショートデッキスタイルを強調し、Eセグメントらしく後席と荷室を拡大している。

特徴的なフロントマスクはとても力強く、同時に、モダンアメリカンラグジュアリィらしさをストレートにアピールする。シルバー光輝パーツの質感は、もはやレクサスやアウディレベルだ。
キャデラックCTS

ナビやオーディオなどの統合制御や各種設定などの操作が行えるキャデラックCUEを装備、8インチタッチスクリーンでスマホやタブレット端末のように操作できる。Boseと共同開発したアクティブ・ノイズ・キャンセレーションが採用された

キャデラックCTS

本革シートを標準装備。フロントにはシートヒーターやベンチレーションも付く

インテリアもクラス随一のフィニッシュレベルに達している。旧型でも既にかなりのレベルに達していたが、さらに進化。欧州勢に優るとも劣らない仕上げになった。先代から継承したフルラップレザーの“カット&ソー”ダッシュボード・トリムはもちろんのこと、人気のマテリアルアイテムをふんだんにあしらい、見栄え質感は非常に高い。

本国仕様には3.6リッターV6ツインターボ+8ATを積む高性能版や、3.6リッターV6自然吸気仕様などの用意もあるが、日本市場には直噴2リッター直4ターボエンジン+6AT仕様のみが導入されることに。要するにATSと同じパワートレインである。