低音の追加もサウンド向上に効果的
少し前に記事でも取り上げたが、純正システムに、低音を加えてやるだけでも、音楽が力強く楽しく聴こえるので、クオリティ向上につながる。低音を加えるというとサブウーファー。サブウーファーの増設は場所を取るからと敬遠されがちだが、さほど荷物スペースを犠牲にしないで装着可能なコンパクトなモデルもあるので、それを選べばいい。たとえばHVT方式を採用したカロッツェリアのTS-WH1000A(5万円/税別)は、薄さ4.5センチのスリムなボディ(幅×奥行は360×270ミリ)だから、シート下のデッドスペースに設置できる可能性も高いし、ラゲッジルームに設置したとしても、荷物スペースが極端に減るということはない。エネルギー感は控えめだが、低域側の再生レンジは大幅に拡大できる。
もうひとつおすすめはキッカーというメーカーのHS8(5万6000円/税別)というモデル。高さ7.8センチで、カロッツェリアTS0WH1000Aよりはやや大柄だが、低音文化のアメリカのサブウーファーだけに、コンパクトながらエネルギッシュな低音を再生する。躍動感ある低音が欲しい人には、こちらがおすすめだ。