カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオの知識

純正デッキを活かして高音質化を図るには?(2ページ目)

クルマのコンソールのタブレット化や規格サイズ外の純正オーディオ(ナビ)の採用、電気系統の統合制御化などで、カーオーディオ(ナビ)の、市販機へのグレードアップはどんどん難しくなっている。そこで純正オーディオ(ナビ)を活かしてサウンドの向上を図る方法を考えたい。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

低音の追加もサウンド向上に効果的

少し前に記事でも取り上げたが、純正システムに、低音を加えてやるだけでも、音楽が力強く楽しく聴こえるので、クオリティ向上につながる。低音を加えるというとサブウーファー。サブウーファーの増設は場所を取るからと敬遠されがちだが、さほど荷物スペースを犠牲にしないで装着可能なコンパクトなモデルもあるので、それを選べばいい。
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カロッツェリアの薄型サブウーファーTS-WH1000Aはシート下に装着できる可能性も高い

 たとえばHVT方式を採用したカロッツェリアのTS-WH1000A(5万円/税別)は、薄さ4.5センチのスリムなボディ(幅×奥行は360×270ミリ)だから、シート下のデッドスペースに設置できる可能性も高いし、ラゲッジルームに設置したとしても、荷物スペースが極端に減るということはない。エネルギー感は控えめだが、低域側の再生レンジは大幅に拡大できる。

もうひとつおすすめはキッカーというメーカーのHS8(5万6000円/税別)というモデル。高さ7.8センチで、カロッツェリアTS0WH1000Aよりはやや大柄だが、低音文化のアメリカのサブウーファーだけに、コンパクトながらエネルギッシュな低音を再生する。躍動感ある低音が欲しい人には、こちらがおすすめだ。
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