江戸の音色 時の鐘
小江戸川越のシンボルと言えば、時の鐘。絵になる観光スポットとして、連日たくさんの人が訪れています。時の鐘は、寛永年間(1624~1644)に、川越城主・酒井忠勝(さかい ただかつ)により建立されたのが最初と言われています。その後、度重なる大火で焼失するたびに再建され、現在は4代目と伝えられます。木造三層構造で、高さ約16m。鐘の重さは約730kg。現在も、1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)に電動で時を知らせています。その「鐘音」は、1996年に環境庁(現・環境省)の「残したい日本の音風景100選」に選ばれました。
400年もの昔から、時を刻んできた「時の鐘」。逝きし江戸の世の面影を残す貴重な建造物です。
時の鐘の奥には……目の病に効く薬師神社
時の鐘をくぐると、そこには薬師神社があります。薬師神社の本尊は薬師如来の立像で高さ60cm、行基(ぎょうき)の作といいます。五穀豊穣、家運降昌、特に病気平癒のご利益があり、中でも眼病には著しい効果があるそうです。
なるほど、「めめ」と書かれたユニークな絵馬がたくさん奉納されています。この絵馬は、時の鐘となりの「福呂屋」さんで、1枚500円で取り扱っていますよ。ドライアイや眼精疲労で悩む皆さん、こちらにお参りをしてくださいね。
神社敷地内には『川越小唄』なるものが刻まれた石碑もありました。
この石碑には歌詞が刻まれています。「川越小唄」というものがあるのですね。聴いてみたいものです。
また、薬師神社に向かって右側の奥には、薬師稲荷があります。小さな社ですが、こちらは「出世、開運、合格」に著しいご利益があるとのこと。是非ご参拝を。
次は時の鐘近くのグルメとお土産をご紹介!