4:キッチンの収納
和食、イタリアン、中華、エスニックなど、日本の家庭料理のレパートリーは実に幅が広いです。そんなバラエティ志向の食生活を支えているのは、多種類の調理道具や食器など。もちろん、調味料や乾物といった食材も各種取り揃えている家庭がほとんどです。そうなると、どうしても収納場所のことが問題になります。色々な料理を作るからと言って、キッチンが広いわけではありません。冷蔵庫とシステムキッチンとカップボードだけで、もう余裕のスペースはないという家庭がほとんどです。
新たに使えるスペースがあるとしたら、壁しかありません。ハンガーバーを取り付けて、道具を吊るしましょう。よくある吊戸棚は、奥行の浅いタイプを低めに設置して、ガラス扉にすれば圧迫感が薄れて狭苦しい印象が和らぎます。
5:パントリー・家事収納
新築やリフォームで人気があるのは、ウォークイン収納。その理由は、部屋が片付けやすくなるからです。ひとり入るのがギリギリくらいの広さしかない小部屋であっても、そこにまとめて収納できると大いに助かります。キッチンと連続して使えるスペースがとれるのは、主婦にとっての憧れです。では、その小部屋を有効に使うには、どうしたらいいでしょう。無計画にモノをしまい込んでいくと、折角設けたスペースなのに、ウォークインできないといった残念な結果になりかねません。そこで参考にしたいのが、ショールームにあるパントリーとランドリースペースの使い方です。
小さいスペースなので、周囲の壁をすべて収納として使いきるのがポイント。棚は収納ケースやバスケットを使って、種類別に整理します。食品庫でとして使う場合は、季節で使う鍋や食器のほか、災害用の備蓄品までしまえると便利です。洗濯乾燥機を設置しておけば、家事が同時進行できるので時短につながります。
後回しになりがちな寝室もすっきり片付けましょう。