薄くなり軽くなった新筐体
薄くスタイリッシュな筐体
実際に動作周波数を比較すると、旧モデルの通常時の動作周波数はCore i7-4500Uで1.8GHzでしたが、YOGA 3 Proで採用されたCore MのCore M-5Y70は通常時の動作周波数は1.1GHzのため、最大時のパフォーマンス自体は落ちます。ただ、その代わりにバッテリー駆動時間が向上し、発熱が減ります。
今回の製品は、バッテリー駆動時間を旧モデルと同じ8時間にして、厚みと重量を削減したことで、筐体のデザインをよりスタイリッシュにしたのが特徴となっています。一般的に8時間のバッテリー駆動時間があれば必要十分なため、より需要のある製品自体のデザインと厚み、重量に力を入れた製品となっています。
具体的には旧モデルの厚みは15.5mmで、重量が1.39kgだったところ、厚みが12.8mmで重量が1.19kgと1割程度、薄く軽くなっています。この重量と厚みは最軽量というわけではありませんが、平均的な薄型・軽量製品よりも薄く軽いため、持ち運び時に効果を実感できます。
スタイリッシュになったヒンジデザイン
新しいヒンジデザイン
そして、なによりも他の製品に無いのが新しいヒンジのデザインです。本体部分と液晶部分が回転するヒンジの部分は、ここ20年以上基本的なデザインが変わっていませんでした。YOGA 3 Proでは時計のベルトのようなスタイリッシュなデザインになり、スムーズに360度回転する仕様になっていて、見た目にも非常に美しくなっています。
従来モデルと直接比較しないとわかりにくいのですが、液晶を開いてタブレットに変形するときも、普通のノートパソコンの状態に戻すときにも、非常にスムーズに回転してくれます。従来モデルでは、ヒンジ部分が段階的に角度を変えていましたが、今回のデザインのヒンジでは無段階で角度が変わることもあり、真っ平らにすることもごく自然に出来るようになりました。
従来のノートパソコンが、鋭角に本体と液晶画面がつながっていたのと比べて、本体と液晶画面が湾曲して接続されているように見え非常に美しく、従来型のヒンジが非常に古くさく感じてしまいます。ノートパソコン状態で使う場合にも見た目にもスタイリッシュです。