ビデオカメラの新しい進化
以前、ビデオカメラの機能競争で、ズーム倍率を上げるというものがありました。そして、それに続いて、手ブレ補正を強力にするという進化も起きました。ユーザーはメーカーが技術を競い合うことで、よりよい映像を撮影することができるので、このような技術競争は好ましいことです。そんななか、最近のソニーはプロジェクター機能を搭載するという新しい路線の製品を展開してきました。それが「PJ」シリーズです。PJはプロジェクターの略でしょうか?
現在、プロジェクターを搭載した機種は、HDR-PJ800とPJ540で、PJ800がスタンダードモデル、PJ540はエントリーモデルとよばれます。この下の機種はベーシック機と呼ばれてプロジェクターを搭載していません。つまりは現在のソニーのビデオカメラのコアモデルを形成するのはプロジェクター搭載機となっています。
外観
PJ800はプロジェクターを搭載しているとは言っても、そのボディは非常にコンパクトに仕上がっています。このプロジェクター機能はディスプレイ部分に仕込まれています。そのため撮影時にディスプレイを開いた状態では、普通のビデオカメラと同じ程度のサイズ感でホールド(固定)することができるわけです。ちなみにPJ800はボディカラーにブラウンとブラックがあります。
次ページでは撮影機能などについて説明します。