デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

プロジェクターで楽しみ広がる「HDR-PJ800」(2ページ目)

今までのビデオカメラの進化はズーム倍率が上がるとか手ブレ補正が強力になるというような撮影機能を強化するという方向性が主だったわけですが、最近のソニーはそういう方向性とは異なる機能を持つビデオカメラを提案しています。それがプロジェクター機能を持つビデオカメラです。これはプロジェクター機能を搭載したビデオカメラの最上位機種であるHDR-PJ800のレビューです。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド


レンズと手ブレ補正

搭載するレンズは光学12倍で全画素超解像ズームで24倍と実用上、十分な性能をもっています。このレンズは広角が26.8mmとかなり広角気味なので、室内などの撮影でも広いエリアを撮影できて便利です。このレンズはソニー自社開発のGレンズで、深い解像感を持って描写してくれます。

g-lens

光学12倍のソニーGレンズ



そして、最近のソニーのビデオカメラらしく強力な手ブレ補正機能を搭載しています。それが「空間光学手ブレ補正」です。これは光学手ブレ補正という名前通り、レンズ自体を動かして手ブレを補正する技術で、撮影時しながら見ているとレンズが動く様が面白いです。

この空間光学手ブレ補正は前世代のモデルと比較して実に約13倍強力になっているとのこと。歩きながら撮影しても、まるでレールの上を滑るがごとくスムーズに撮影してくれます。また、単純に補正が強力になったというだけでなく、より自然でスムーズな補正になったという印象もあります。何にしても、確実に進化しているといえます。


運動会撮影最強か?

この手ブレ補正が威力を発揮するのが運動会など、動くものを撮影する場合です。三脚を使わない手持ち撮影でも、かなり強力に補正してくれて安定した映像が撮影できます。あちこちにフレーミングする必要がある場合、三脚では対応しづらい面もあるので、この強力な手ぶれ補正は大きな武器になります。


本体での動画再生

映像チェックはモードを「カメラ」から「再生」に切り替えてすることができます。これはサイドのボタンを使って行います。デフォルトでは液晶ディスプレイに日付ごとに画像、動画が表示されるので、見たいコンテンツがある日をタッチして選択したあと、目的の動画を選択することで再生することができます。

play

タッチ操作で動画再生



次ページではプロジェクター機能などについて説明します。
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