要介護(要支援)者数は、入院患者の4倍以上!?
入院する人よりも介護を必要とする人の方がずっと多いんだって!
「居宅(介護予防)サービス受給者」:361.8万人や「地域密着型(介護予防)サービス」:35.7万人など、主に自宅や住み慣れた地域で介護サービスを受ける人も増加傾向にありますが、「介護老人福祉施設」:48.4万人や「介護老人保健施設」:34.4万人、「介護療養型医療施設」:6.9万人など、介護施設に入居して介護を受ける人(合計89.5万人)は、ほぼ横ばいで、「介護療養型医療施設」は減少傾向にあります。つまり、介護が必要な人は増える傾向にあり、介護施設に入るよりも自宅や地域で介護を受ける人が増えている、ということになります。
将来の介護リスクに夫婦で備える3つのポイント
両親も私たちも介護状態や病気にならないのが一番だね!
■ポイント1:健康維持
身体は資本、といいますが、要介護状態にならないために健康を維持することが、実は何よりも大切です。生活習慣の見直しや体力づくりだけでなく、人間ドックや健康診断など、早期発見・予防にも時間をお金をかけるように意識しましょう。
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■ポイント2:親の介護も視野に入れてライフプランを考える
自分たち自身の介護の前に、親の介護がやってきます。「子どもたちに迷惑はかけられないから、介護施設に入るよ」と言ってくださる親御さんも多いですが、なかなか空きがなくて在宅介護を余儀なくされる方も多いのが現実……。親に介護が必要になった場合、夫婦の働き方や介護への関わり方(介護にかける費用など)について、ライフプランと合わせて考えてみてください。
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■ポイント3:介護費用の備え方として民間の介護保険も検討してみる
保険の見直しをする際、万が一の死亡保険や医療保険、学資や老後資金のための貯蓄用保険などを検討する人は多いのですが、民間の介護保険については、まだまだ後回しになっているようです。保険料もそれなりにかかりますし、介護状態にならなければ保険金は支払われない場合が多いので、介護に実感が湧かないと必要性を感じないものかもしれません。けれども、少子高齢社会で社会保障費が激増している中、一定の条件の方に介護サービスの自己負担額の増額も予定されています。貯蓄等で備えるほか、民間の介護保険に加入してみるのもよいかもしれません。
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これを機に、健康のこと、両親のこと、お金のこと、いろいろな視点から夫婦で話し合って、少しずつ備えていただけたらと思います!