投資信託/投資信託の手続き(申込みから購入・売却)

投資信託の目論見書チェックポイント

目論見書は、自分の運用ニーズに合っているファンドなのかどうかを確かめ、購入の判断を行うための重要な資料です。目論見書で必ず押さえておきたいポイントについてまとめました。

執筆者:村岡 里香

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目論見書とは?

ファンドの「もくろみ」はすべて目論見書の中に!

ファンドの「もくろみ」はすべて目論見書の中に書かれている

目論見書とは運用会社が作成するもので、投資信託の募集や売出しにあたり、投資家にファンドを正しく理解し、判断してもらうための重要な資料です。別名、投資信託説明書ともよばれています。

目論見書には、「交付目論見書」「請求目論見書」の二種類があります。「交付目論見書」は、販売の際に交付が義務付けられていて、投資家が知っておくべき基本的かつ重要な情報がまとめられているものです。「請求目論見書」の方は、投資家から請求があれば交付するもので、ファンドの沿革や財務状況などについて詳しく書かれています。

お目当ての投資信託が見つかれば、まずは交付目論見書をチェックしましょう。目論見書は販売会社の窓口でももらえますが、販売会社や運用会社のウェブサイトで誰でもいつでも閲覧ができます。

「交付目論見書」は5つの項目で構成

以前までの交付目論見書は数十ページにわたる分厚いものでしたが、長すぎて読みにくいということで、2010年7月からは10ページ前後に簡略化されています。投資家が最低限知っておくべき情報を確認しやすいよう、カラフルな色付けや図の使用など工夫されているものが多くなっています。

現在の交付目論見書は、一般的に以下の5つの項目で構成されています。

目論見書の基本的な構成は統一されている

交付目論見書の基本的な構成は上表のように統一されています。(クリックで拡大します)


ファンドがどんな投資成果を目指して、どんな運用を行うのか、またどんなリスクがあるのかといった最も大切な情報がまとめられています。すべてを念入りに読んでおきたいところですが、中でも押さえておきたい項目について次のページで確認しておきましょう。

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