チョイスが多数! どんな人でも楽しめるマレーシアのフードコート
パビリオンのフードコート。ランチ時間は地元の人で大賑わい
マレーシア初体験のご年配の方も安心
多民族国家のマレーシアは、民族ごとに好みの味が違います。それぞれの好みの料理を一緒のテーブルで楽しめるフードコートは、実は、地元の人にとっても貴重。実際、違う民族のグループがおしゃべりしている姿をよく見かけました。たいていのフードコートは、マレー系、中国系、インド系と3民族の代表料理を網羅しています。つまり、色んなジャンルの料理を一度に味わえる場所ともいえるのです。
ただ正直に言いますと、味は「まぁまぁ」です。とびっきりおいしい名物料理が1つのフードコートに1~2箇所ぐらいあったりしますが、こればっかりは足繁く通わないと分かりません。フードコートで食べた料理がイマイチだったとしても、マレーシア料理はおいしくないなんて思わないでね。
料理を選んだ店で注文、会計。ジュースは別の店で
店舗に直接注文し、その場で支払う。混んでいる店が人気店
マレーシアのフードコートは、料理店にドリンクの用意はなく、1つの店舗が専門で扱っています。生絞りの果物ジュースやコカコーラなどのソフトドリンクを提供。また、片付け担当の人がいるので、食べ終わったら食器はそのままテーブルの上に置いて帰ります。
マレーシアならでのフードコートの光景
マレー系の料理店は、お店の人もマレー系の人が担当
また、イスラム教徒の断食月であるラマダン。この時期にフードコートに行くと、貴重な経験ができます。というのも以前、たまたまフードコートに訪れたのがラマダン中の夕方。ラマダン明けの時間に迫っていて、フードコートには今か今かと食事を待ちわびるマレーシア人で満席になっていました。よく見ると、みんなすでに麺類やご飯を注文し、テーブルの上に料理を置いています。見ているこちらからすると、麺がのびそう……と思いましたが、そんなことは関係ないようです。そして、携帯用のラジオを持った人がフードコートをねり歩き、その合図でみんな一斉に食事がスタート。耳を澄ませば、ラジオからはラマダン明けの合図の音楽が聞こえていました。
クアラルンプールのフードコート
ロット10にあるフードコート。ノンハラルで豚肉の扱いがある
スンガイワンのフードコートにある経済飯