クイーンズランド州／オーストラリア

クイーンズランド州のエリアガイド

クイーンズランド州はオーストラリア大陸の約4分の1を占める、西オーストラリア州に次いでオーストラリアで2番目に大きい州です。州都はブリスベンでオーストラリア第3の都市、日本から一番近いオーストラリアの玄関口となるケアンズもクイーンズランド州の都市の1つです。

クイーンズランド州には世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフやウイットサンデー諸島に浮かぶ島々とリゾート、ゴンドワナ多雨林群の熱帯雨林や湿潤熱帯地域の広大な森林などの大自然が広がり、そのスケールには圧倒されるものがあります。これらの地域は世界遺産にも登録されていて、オーストラリア全体で19か所ある世界遺産の内、5か所がクイーズンランドにあります。（2014年3月現在）

州都ブリスベンやゴールドコーストなど、比較的人口が集まる東海岸部の都市部であっても車で1時間も足を伸ばせば、熱帯雨林や山々に触れることもでき、自然と都市との両方を楽しむことができるクイーンズランドは訪れる人を飽きさせることはありません。

今回はクイーンズランド州の主要都市情報、アクセスの方法や気候などについてご紹介します。

クイーンズランド州の気候

広大なクイーンズランド州の気候は熱帯、温帯、亜熱帯、乾燥帯など地域によって異なります。州都ブリスベンは温暖湿潤気候、北部ケアンズは熱帯モンスーン気候、内陸部は砂漠気候やステップ気候という乾燥帯気候に属します。シドニーやメルボルンと比較して全体的に年中暖かいのが特長で北部は高温多湿で夏は雨が多くなります。

ブリスベンやゴールドコーストは年間を通して温暖で、12～1月の夏の最高気温は30℃前後、最低気温は20℃前後、6～8月の冬の最高気温は21℃前後、最低気温は10℃前後です。特に雨季はありませんが、年間で雨の一番多い時期は1～2月の夏になります。日本と比較すると冬でも温暖ですが朝晩は10℃前後まで冷え込みますので暖かい服装が必要です。日中の暖かい日であれば半袖、もしくは軽めの長袖で過ごせることもあります。

ケアンズの気候については別記事「ケアンズの気候・季節・旅の服装」をご参考に。

クイーンズランド州のアクセス

日本から直行便が運航しているクイーンズランドの都市はケアンズとゴールドコーストのみ。成田空港からは両都市へ、関西空港からはケアンズへそれぞれジェットスター航空が運航しています（注：関西―ゴールドコースト間は2014年5月8日までの運航）。

ケアンズへは東京、大阪から直行便で約7時間半のフライト、ゴールドコーストへは東京から約9時間のフライトです。ブリスベンには残念ながら直行便は運航していないのでケアンズやシドニーを経由するか、ゴールドコースト空港からブリスベン市内までは車で1時間半程度で移動できます。

ケアンズのアクセスについては別記事「ケアンズ国際空港・空港からのアクセス」も参考にしてみてください。

次はクイーンズランド州の各地域や都市を北から南へ順にご紹介します。