数百万の費用がかかる結婚式は消費税も多額!
最初はピンと来ていなかった人も、いよいよ増税が間近に迫ってくると、3月中に欲しいものは買っておかなくては!という気分になっているはず。とはいえ、家電の買い替えや日用品などの買占めには目が行っても、忘れていませんか?結婚式というお金のかかるイベントを。挙式と親族だけの食事会というスタイルも人気
「親族だけで少人数ウェディングを」「家族だけで海外挙式に」など、派手な結婚式ではなく、小ぢんまりと式を挙げたいというカップルが増えてきていますが、それでも、実際の結婚式・披露宴にかかった総額は首都圏で平均351万円となっています。単純に、挙式・披露宴費用を約300万とすると、消費税は5%時代なら15万円、8%になると24万円で6万円のアップ、これが10%になると消費税だけで30万円になるので、さらに6万円のアップとなります。
結婚式のような多額の費用がかかるものは、数%の違いも大きいもの。いまどき6万円もあればハワイツアーへだって行けてしまうわけですから、これから新居へ引越したり、子どもに養育費がかかる世代には見過ごせない額です。
結婚式の消費税額は実施日が基準です!
ここでひとつ覚えておきたいのは、結婚式にかかる消費税は予約時ではなく実施日で決まるということ。もし、2015年10月に消費税が10%に増税されたら、たとえ2014年中に式場に予約を入れたとしても、挙式日が2015年10月1日であれば8%ではなく10%の消費税が請求されるということです。実は、5%⇒8%の際は、準備期間の長い結婚式には政府の特例措置が適用され、2013年9月末までに規模や料金を決めて式場と契約した場合は、2014年4月以降の結婚式でも5%の消費税が適用されるという特別扱いがありました。対応は式場ごとで様々でしたが、そういう特例措置をとられるぐらい結婚式の消費税アップはインパクトが大きいということなのです。
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