株・株式投資/株式投資のスタイル

成長株に投資してみよう(3ページ目)

投資にはいくつかスタイルがあるのですが、その中で「成長株」と呼ばれる銘柄に投資をするスタイルがあります。これは、実はとっても楽な投資。さて、その中身は?

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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短期的な成長株投資の売りのタイミング 

長期的な成長株投資の売りのタイミングは時間軸が決めてになると前記しましたが、トレンドに則した成長株投資の場合には、時間軸というよりは株価で決めるのがいいのではないかと思っています。

なぜならば、こういった短期的成長株投資は、株価が上がっていく期間の寿命が比較的短いからです。なので、時間軸に目を向けてしまと株価のピークを過ぎてしまいますし、場合によっては買値を下回ってしまうかもしれません。そのくらい、株価の動きがあるので、やはり株価がどのくらい上がったら売るのか?で決めるのがいいのかなと思います。

たとえば、買値が500円であれば、「600円になったら売る」とか「30%上がったら売る」というように、具体的な数字で考えていきます。ただ「倍になる」「3倍になる」というのは少々難しいとは思うので、欲張らずに考えるのがミソです。

長期的な成長株銘柄の見つけ方

数年~数十年という長い期間に渡って株を保有する「長期的成長株投資」の場合には、前提として、「その会社は、まず潰れないだろう」という、いってみれば「安全確保銘柄」でなければなりません。株を買ったのはいいけれど、会社がなくなってしまった!ではもともこもありませんから。 

人間が生きている限り必要なものは?という視点も重要。

人間が生きている限り必要なものは?という視点も重要。

では、私が考えている潰れない会社はどういう会社かというと、王道をいっている会社です。つまり、人間が生きている以上、かならず使う物を作っている、扱っている、場合によっては販売しているというような、日常生活にとても密接に関係している会社ではないでしょうか。

言い方を変えるのであれば、「この会社がなくなったら、すごく困るよね」と多くの人が思うような会社です。それは、自動車なのか、人に娯楽を与えるものなのか、命を守るものなのかはわかりませんが、とにかく人にフォーカスしたときに「必要だよね」と思うようなところかが探っていけばいいのではないかと考えています。

そして、それを定期的に買っていくこともお勧めです。毎月でも2ヶ月に1回でもいいし、半年に1回でもいいので、買い足してく。そうすれば、ドルコスト平均法が使えて持ち株も増えていくので、その分株価が上がったときのリターンも大きくなります。

あるいは、株価が下がったときに買ってもいいでしょう。長期的に見れば、株価の下落はチャンスになります。下がったときにイライラせずチャンスととらえることができるのは、投資家としてすごく余裕ができることだと思います。そんなことも、長期的な成長株投資の醍醐味なのではないかと思います。
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