理学療法士養成校での生活って?
理学療法士養成校の学校生活は勉強詰め?そんなことはありません。一般的な学校と同様に楽しい行事ごとがあります。
ここでは私が体験した学校生活の流れを事例として紹介していきますが、これから学校生活を迎えようとしている皆さんの一つの指標になればと考えています。
まず第1回目である今回は「学内行事」についてです。
理学療法士養成校の学内行事はどんな事があるのか?
養成校とは言え、一般的な学校と変わらず、年間を通じ、様々な行事があります。ただ、養成校ならではの特別な行事ばかりではなく、中学高校時代に体験したようなものがほとんどです。以下に挙げていきますので、ひとつひとつを確認しながら、入学予定の方はイメージをつけていきましょう。4月: 入学式
- 社会人出身の方には、少し抵抗感もあるかもしれませんが、入学者は名前を読み上げられ起立しますし、校歌があれば校歌斉唱も行われます。特別構える必要はなく、義務教育課程でも体験した一般的な入学式と変わらないです。
- 新入学した学生と先輩学生との交流会はとても大切になります。自分たちが今から学ぼうとしている事を、先駆者として先に体験した先輩と交流を持つことで、今からの勉強に必要な事もたくさん聞けると思いますし、繋がりを持つことで実習についてや就職についてなど、教えてもらえる事が多々あります。その他、養成校ではさまざまな年齢層のクラスメイトがいますが、そういった年齢の違いや考え方の違いを埋める行事ごとが多いのが4月5月の特徴です。
- 夏休みはありますが、その期間も課題の有無も各養成校まちまちです。また、成績によっては夏休み返上というところもあるようです。個人的な意見としては、遊びばかりの夏休みという概念はあまりもたず、週休2日ペースでアルバイトを行うことで、社会経験をしっかり積み、基礎学習の復習をする期間だと思っています。また、1年時前期テストの結果はとても重要です。この結果は、国家試験の結果に結びつく事が多く、今後の学習にも大きく影響します。もし、結果が芳しくなければ、しっかり復習して頂きたいです。
- 理学療法に関する研究発表や、個人、クラスごとの出し物、屋台販売などが行われる学園祭。 年間を通じてクラスがまとまるきっかけになる行事でもあります。研究と言う学習面での協力と、出し物を通じたクラスの連帯感。この時の雰囲気を思い出だけでなく、国家試験という同一の目標に繋げられたら、個人的にもクラス全体としても良い結果に結びつけやすくなるでしょう。なお、スポーツ大会は、春もしくは秋、どちらかの季節で一回、行われる事が多いようです。
- 夏休みより短く、2週間ほどの冬休み。夏休み同様、学校によっては補講があったり、課題もだされます。後期テストが冬休み明けという学校が多く、必然的にテスト勉強を中心とした復習が必須となります。無論、アルバイトや遊びも大切にしながらバランスよく過ごしたいところです。
- 国家試験や卒業式は最終学年で行われる最大の行事。それ以外の学年は進級に向けた後期テストが行われる時期です。前期の結果が振るわなかった方はしっかり挽回しておきましょう。
その他の行事
実施時期はそれぞれですが、避難訓練、清掃作業等の地域活動などもあります。加えて学校によっては、海外への研修旅行を実施しているところもあります。また、専門分野を学ぶ上で最も大切な行事として、臨床実習と言うものが存在します。これは、実際に病院や介護施設などにて各施設の職員から指導を受け、学んでいくというものです。学年に応じて段階的に行われ、1週間の見学実習や2カ月に及ぶ長期実習がこれにあたります。実習については今後、書いていく予定ですので、その際に詳細について述べていきたいと思います。