最新のWindowsにアップグレードする
BootCampでWindows XPを使っていたユーザーはそのまま最新のWindows 8.1を購入してインストール……とはいかない場合があります。それはMacの機種によってはWindows 8.1が動作しないためですが、どのMacがどのWindowsをサポートしているかどうかはApple のサポートページを参照し、利用できないWindowsを誤って購入しないように注意しましょう。[Boot Camp:Microsoft Windows オペレーティングシステムのシステム条件(一部)]
→ http://support.apple.com/kb/HT5634?viewlocale=ja_JP
ネットワークへの接続をより安全なものにする
乗っ取られたWindows XPにより、インターネットでの攻撃が盛んになることも懸念されます。簡単なセキュリティ対策や、ウイルス駆除ソフトの導入も検討しましょう。[すぐできるMacのセキュリティ対策]
その1.ファイル共有の見直し
Macのファイル共有では、初期値でゲストユーザーからのアクセスが許可されています。ファイルを削除される危険性はありませんが、個人情報や大切なデータを盗まれる危険性があるので、すぐに設定をオフにしましょう。
- 「システム環境設定」を起動
- 「ユーザーとグループ」をひらき、左下の鍵アイコンクリックでロックを解除
- 左側のユーザーの一覧から「ゲストユーザ」を選択し「ゲストにこのコンピュータへのログインを許可」「ゲストに共有フォルダへの接続を許可」をオフ
その2.ファイヤーウォールを有効にする
- 「システム環境設定」を起動
- 「セキュリティとプライバシー」をひらき、左下の鍵アイコンクリックでロックを解除
- 「ファイアウォール」をクリックして画面を切り替え「ファイアウォールを入にする」をクリック
ウイルス対策ソフトの導入
Mac用のウイルス対策ソフトは市販されているもの以外では、以下に紹介するようなフリーのものもあります。いずれも海外製品ですが、操作性や速度など、いろいろ試してみることをおすすめします。
[フリーのウイルス対策ソフト]
[フリーのウイルス対策ソフト]
知らないサイトやメールのファイルは開かない
「怪しいファイルを開かない」のはいまさらいうまでもありませんが、どうしても開きたい場合はウイルス対策ソフトを使って事前にウイルスチェックを行ってから開くようにしましょう。
最近のウイルス対策ソフトではZIPファイルの状態のまま中にウイルスがないことを検査することができます。
最近のウイルス対策ソフトではZIPファイルの状態のまま中にウイルスがないことを検査することができます。
まとめ:XPの脆弱性を改めて認識しよう!
Windows XPは広く普及したOSであるため、今回のサポート終了後も使い続けるひとが多く残ることが想定されます。将来的にそれらのパソコンをすべて乗っ取る方法が発見された場合、インターネットそのものに大きなダメージを与える行為も可能になりかねません。
脆弱なパソコンを使い続けることは自分だけでなく、他人にも迷惑をかけることだと認識し、きちんと対策を行いましょう。
脆弱なパソコンを使い続けることは自分だけでなく、他人にも迷惑をかけることだと認識し、きちんと対策を行いましょう。