今、あなたに贈りたい漢字コンテスト
2014年2月26日に、日本漢字能力検定協会が募集した「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」の結果発表がありました。www.kanken-kizuna.jp/result/
応募総数は29,042作品。小学生、中学生、高校生、一般の4部門があり、一般部門の「贈りたい漢字」の第一位に輝いた漢字は「愛」でした。続く二位が「謝」、三位が「笑」という結果になりました。
贈りたい漢字はありますか?
「謝」は、中学生部門では第一位に輝きました。小学生部門の第一位は「友」、高校生部門の第一位は「感」。ほかに、「楽」「優」「幸」「心」「夢」「生」「絆」などの漢字が並んでいます。こうしてみると心温まるイメージの良い漢字が多いですね。
母から娘へ・・・「安」「恕」
娘から両親へ・・・「望」
孫から祖母へ・・・「花」
妻から夫へ・・・「進」
家族へ・・・「迎」
仲間へ・・・「繋」
贈る人がどんな気持ちを込めているか、相手にどんなメッセージを贈りたいか、解説をしなくてもその漢字一字で大体想像がつきますね。親子の交流、家族のふれあい、友達や仲間の信頼、人と人とのつながりが目に浮かびます。
今年の漢字
同じ漢字検定協会が毎年暮れに発表しているのが「今年の漢字」です。1995年から始まって、2013年12月まで計19回行われています。まさに年末の恒例行事といってもいいでしょう。ちなみに2013年の「今年の漢字」第一位は、「輪」でした。2020年五輪・パラ五輪の東京開催が決定し、日本中が「輪」になって歓喜にわいた年ということで、「輪」に決まりました。台風や洪水など自然災害で多くの支援の「輪」が広がり、人とのつながりの「輪」を感じた1年であったのも理由のひとつでした。
www.kanken.or.jp/project/edification/years_kanji.html
こんな風に、漢字一字に想いを託したり世相を反映させたりするのは、日本独特の文化でもあります。