いかに効率よく学習するかが大切!
選択肢としては、独学、専門学校に通う、通信教育を受ける、と大きく3つありますが、今回は専門学校の活用についてご案内します。
こんな方は、専門学校を活用すべき
合格レベルに達するには、通常600時間以上の学習が必要と言われています。これは、毎日平均3時間の学習を7ヵ月間継続することを意味しています。この長丁場を乗り切るには「強い意志」と、「計画性のある学習プラン」が不可欠です。
また、宅建取引主任者や管理業務主任者等の不動産関連の資格を持たない、あるいは資格取得のための学習経験さえない場合には、民法や建築基準法などの法律関連の学習に相当時間を要すると思われます。
したがって、意志の弱い方、あるいは民法等の法律に関する学習経験のない方は、専門学校で学ぶことをお奨めします。
専門学校も活用しだい・・・
専門学校の特徴
マンション管理士試験の対策講座を持つ専門学校としては、TAC・大原の2つが代表的ですが、この2校の受講システムに大きな違いは見られません。(平成26年3月現在)以下、その特徴をご紹介します。(1) 講義と答練の2本立て構成
おおむね半年余りの期間で、全35~40回程度のプログラムが用意されています。前半はオリジナル教材にもとづく講義で基礎を固め、後半は答練(答案練習会)や公開模試で弱点を補強したり、実戦力を高めるカリキュラム構成になっています。
(2) 管理業務主任者とのダブル受験コースも用意
管理業務主任者試験は、マンション管理士試験と共通点が多い(ほぼ同じ学習範囲、四肢択一のマークシート形式、1週間しか変わらない本試験日)ため、ダブル合格を目指せるコースも用意しています。
(3) 振替え受講、DVD等の映像受講も可能
受験者の大半が30代以上の多忙な社会人であるため、無料で振替え受講ができるシステムを取り入れています。また、講義が収録されたDVDを有料で視聴することもできます。(講義の音声ダウンロードは無料。)
(4) 受講料は10万円強
講義および答練のすべてを含むパッケージ型コースを受講した場合の受講料は、10~12万円となっています。
(5) 映像受講、再受験者用コースも用意
通学と通信教育両方の利点を追求したWebやDVDでの映像受講や、再受験者向けの短期集中コースも用意しています。
教室に通う場合には、学校のカリキュラムに沿って効率的に学習できるメリットがある一方、自宅や勤務先からのアクセス状況によっては、学習の効率に支障が生じることもあります。
ご自身の環境に合わせて、無理のない選択を検討されることをお奨めします。