- NHKの受信料の支払有無は、信用情報に記録されている?
受信料や、水道代、電気代などの公共料金は、お金の貸し借りは発生していませんから、信用情報とは無関係です。
支払い方法にクレジットカードを利用している場合は、クレジットカードの支払い履歴は記録されていきますが、信用情報の中では、クレジットカードで何に支払をしたかまでは記載されません。
もちろん、信用情報とは無関係であっても利用料金を期日通りに払っていくべきなのは、言うまでもありません。
- デビットカードでの支払いなら、信用情報には残らない?
デビットカードは、預金口座から買い物などの利用料金を引き落とす仕組みのカードです。借り入れや立て替えといったことは、一切発生していません。そのため、原則的に、デビットカードの利用が信用情報に記録されることはありません。
- 通販サイトで分割払いで買い物をすると、信用情報に記録される?
通販サイトには、支払い方法に分割払いを用意しているところも多いですが、その場合、信販会社とクレジット契約を結ぶことになります。
この契約はいわば、信販会社にお金を借りて、買い物の代金を立て替えてもらい、信販会社に対して後から分割で少しずつ立て替え代金を返しているようなものです。
このような契約形態である信販会社は、信用情報機関への加盟が法律(割賦販売法)で義務付けられています。
そのため、通販サイトで分割払いを利用した場合は、たとえクレジットカードを利用していない買い物でも、信販会社とのクレジット契約が、信用情報に記録されます。
- 金融機関を通して生命保険に加入すると、保険料の支払いは信用情報に残る?
大手金融機関では生命保険を取り扱っているところも多いですが、その場合も、実際の契約は保険会社と結ぶことになります。金融機関は、あくまでも窓口に過ぎません。
保険料は、お金を借りている訳ではなく、毎月発生する料金を支払っているだけですよね。ですから保険の契約は、信用情報に登録される対象ではありません。そのため、生命保険への加入や保険料の支払いが信用情報に記録されることは、ありません。
ただ、保険会社間で情報を共有する制度等はあるようですので、その点には注意が必要です。
これで信用情報の成り立ちはさらに理解いただけたのではないでしょうか。
次のページで、信用情報に記録される情報を箇条書きでまとめます。