洗濯・乾燥・操作・お手入れ…満足できる完成度の高さが魅力
「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラムスリム」BD-ST9600
大きなドラム径と高速風で、乾燥ジワが少ない仕上がりが人気の「風アイロン」シリーズ。洗濯槽の自動おそうじ機能や消費電力量を抑える「ヒートリサイクル」など、かなり完成度が高い洗濯乾燥機ですが、さらに進化を続けています。では、今年の進化を中心にご報告します。
ドラム式とは思えない大水量で、ごわつきと黒ずみを軽減!
2Lペットボトル30本分もの水が、循環して洗浄力をアップしている
今年の目玉は、最大水量毎分60Lのシャワーで洗う『ナイアガラ循環シャワー』。従来の水量が毎分20Lとのことですから約3倍の水量となりました。しかし、実質の水量は約6Lの増加のみ。節水性を維持しつつ、毎分ありたの水量をアップした『ナイアガラ循環シャワー』で、洗い上がりを向上させたのです。
「たたき洗い」の時間を少なくすることで、ごわつきを軽減
では『ナイアガラ循環シャワー』はどのような効果があるのでしょうか? そもそもドラム式の洗濯方法は衣類を上から下へ落とす「たたき洗い」のため、洗濯し続けると繊維が寝てしまいごわつきの原因になります。そこで、回転するドラムに洗濯物を押しつけながら『ナイアガラ循環シャワー』をかけ、高濃度の洗剤液を勢いよく通過させる「押し洗い」を追加。これにより「たたき洗い」の時間を短縮し、衣類のごわつきを軽減しました。
大水量で洗うことで汚れが洗濯物に戻るのを防ぎ、黒ずみを軽減
またドラム式は、洗濯槽に水を溜めて洗う「かくはん洗い」より少ない水で洗うことができるのが長所のひとつです。しかし、少ない水で洗うため、汚れの濃度が高くなり黒ずんでしまうのが弱点でした。ここでも、この『ナイアガラ循環シャワー』が効果を発揮します。実質6Lの水量アップで、従来よりかなり大量の水で洗う状態を実現できるため、黒ずみがしっかり軽減されたのです。
ドラム式とは思えない大量の水が循環している『ナイアガラ循環シャワー』のデモ(※機種はスリムタイプではありませんが機能は一緒)
実際にこの『ナイアガラ循環シャワー』が吹き出す様を見ていると、大量のシャワーがジャバジャバ扉に当たっているのが良く分かり、本当に大量の水で洗っているのが実感できます。溜め水洗いに慣れている日本人にとっては、やっぱり安心感のある光景だと思いました。
次は、操作性についてお伝えします>>