龍が如く維新! も健闘
PS4の1番人気は、同梱のKNACKを除くと、龍が如く 維新!でした
これも、各ハードのロンチタイトルのトップの初週販売本数と比べてみましょう。3DSは「レイトン教授と奇跡の仮面」が約12万本、PSVitaは「みんなのGOLF 6 」が約5万本、そしてWii Uは「New スーパーマリオブラザーズ U(以下NewマリオU)」が約17万本。
結構バラバラなんですが、マリオはちょっと別格というところでしょうか。しかし、全てのPS4に最初からKNACKが同梱されていて、新たにソフトを買わなくてもゲームを楽しめること、また、「龍が如く維新 !」はPlayStation3版も同時発売されていることを考慮にいれると、他ハードと同等にキッチリと売れている、という感じではないでしょうか。
ちなみにNewマリオUは本当に別格で、既に累計で100万本を突破しています。Wii U自体は大苦戦で本体の累計販売台数が約170万台。半分以上のハードに装着されているということになります。
全ての次世代機がその後伸び悩んだ
3DSは見事に大きな流れをつかみましたが、Wii UやPSVitaは苦しい状況が続いています
実は、3DS、PSVita、Wii Uには、その後も共通して言えることがありまして、需要が一巡した後に苦戦しているという点です。需要が一巡するというのが、50万台なのか、70万台なのか、みたいなところはそれぞれなんですが、その後はどのハードも1度停滞。3DSに関しては、2011年夏の値下げ、そして同じ年の年末商戦に、「マリオカート7」、「スーパーマリオ3Dランド」、「モンスターハンター3G」という3本のキラータイトルを投入して勢いを取り戻しましたが、PSVitaとWii Uに関しては、短期の盛り上がりを作れることはあっても、大きな流れには至っていません。
過去のゲームハードの立ち上げを振り返ると、発売と同時にハードもソフトもドカンと売って、垂直立ち上げに成功したプラットフォームが市場を制圧していくという例がありますが、どうやら今世代ではそれがかなり難しい状況にあるようです。
PS4に関しても、初週約32万台で、品薄の店舗も見られますが、即完売でどこにもない、という状況でもないので、現時点では垂直立ち上げで一気に、という雰囲気はあまりありません。
発売直後に固定ファンが購入するも、その後にソフトが続かず勢いがおちる、これをどうやって取り戻してもう1度勢いをつけるか、というのが現世代のハードの大きなポイントになっています。