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卒業式・送別会カラオケで「ベタすぎず」歌える曲5選

カラオケでよく歌われる卒業ソングや旅立ちの歌はさまざまですが、あまり定番過ぎる曲は逆に選曲しづらいもの。そこで今回は、送別会カラオケの場でさりげなく歌える曲を5曲紹介します。送る側も送られる側も、一緒になって歌ってみてください。

唯野 奈津実

執筆者:唯野 奈津実

カラオケガイド

伊豆高原の桜並木(撮影:唯野)

伊豆高原の桜並木(撮影:唯野)

卒業式や送別会の多いこのシーズンは、二次会としてのカラオケの需要も高くなります。場に合わせて、卒業や旅立ちにふさわしい曲をセレクトする方も多いかと思います。とは言え、「贈る言葉」や「なごり雪」などといった定番過ぎる曲は「ベタ過ぎて」かえって選曲しづらいかもしれません。そこで今回は、旅立ちにふさわしいながらも「さりげなく」歌える曲をセレクトしてみました。

「春よ、来い」/松任谷由実

2011年の紅白歌合戦でも歌われるなど、年代を超えて知られている曲なので、幅広い世代が出席する送別会の場ではぴったりでしょう。音域もさほど広くないので比較的歌いやすく、またさほど高い曲でもないので、男性でもキーを2~3下げれば十分に歌えるかと思います。

歌詞とメロディに既に十分な説得力が備わっていますので、「上手く歌おう!」と身構えて歌うよりも、言葉の一音一音を丁寧に歌うほうが聴き手に素直に伝わります。また、Aメロの「淡き光立つ」「いとし面影の」等の箇所は、言葉数が多くて噛みやすいので、リズムに遅れないように滑舌よく、はっきりと歌うように心がけてください。

「YELL~エール~」/コブクロ

コブクロのデビュー曲でもあるこの曲は、ここ最近、先生が生徒を送り出す際に歌われる曲として、多くの学校で歌われているそうです。旅立つ「君」の背中を力強く押す歌詞が、全国の先生たちの共感を呼んでいるのかもしれません。

カラオケで歌うときは、二人で歌ったほうが楽曲の良さが際立ちます。特に曲のラストは二人で交互に歌う構成になっているので、一人だとなかなか辛いかと思います。もっとも、二人とは言え必ずしもメインとハモリに分ける必要もなく、二人でメインを歌っても十分に良い歌唱になります。サビの「今、君は門出に立ってるんだ」は、やや熱く歌っても良いですね。

「secret base ~君がくれたもの~」/ZONE

転校による別れがテーマの曲なので、送別会の場で歌っても十分にしっくり来る歌詞かと思います。伴奏もノスタルジックなので、特に転校を経験された方にとっては、子供の頃の淡い「別れ」を喚起させる一曲なのではないでしょうか?

実はこの曲、間奏が全くないので、最初から最後までずっと歌い続けることになります。したがって、途中で息切れしないようにキーはやや低めに設定することをお勧めします。物語調のわかりやすい歌詞ですので、淡々と丁寧に歌えば十分に曲の世界を表現できると思います。サビラスト「最高の思い出を…」は特に優しく歌ってください。

「ありがとう…感謝」/小金沢昇司

ジャンルは歌謡曲ですが、歌詞もメロディも非常にわかりやすいので、若い世代でも親しみやすい一曲です。送別会の場で、「ありがとう」をストレートに伝えるこの曲をセレクトすると、周囲から注目されること請け合いです。

サビスタートのこの曲は、歌い出しから「ありがとう」「ありがとう」と続くので、まずは大きく伸びやかに歌ってください。伴奏が重厚なので、伴奏音に負けないように堂々と歌うのがポイントです。逆にAメロは、自分を述懐する歌詞が続きますので、訥々と語るように歌うとよいですね。サビとAメロのメリハリ加減をぜひ意識してみてください。

「歩いていこう」/いきものがかり

「YELL」「ありがとう」「SAKURA」など、実は旅立ちや感謝の曲の多いいきものがかり。この「歩いていこう」も、明日への一歩の「想い」が力強く伝わってくる一曲です。歌詞の情景描写が綿密なので、素直に歌うだけでも十分に世界観が伝わると思います。

サビ前の「帰らないと決めたんだ」は決意のフレーズなので、真っ直ぐな視線で堂々と歌うとより説得力が出てきます。逆にサビの「歩いていこう」は、決心を終えた後の晴れやかな気持ちで明るく歌うと、サビ前との対比が際立つのでより印象深い歌唱になるはずです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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