東京ゲームショウからゲーム業界を眺めてみよう
年に1度、日本最大のゲームのお祭り。そのデータは、日本のゲーム業界の流れを反映していると言えそうです
この開催発表会でどんなことをするかと言いますとですね、今年は何月何日に開催して、こんなことを予定しまして、出展する為の条件はこれこれこうでお金はこれくらいかかりまして、ゲームメーカーさんみんな出展してくださいね、というようなことをするわけです。
2014年の東京ゲームショウに出展してね、という時には、やっぱり、2013年はどうだったの、という話に必ずなります。今回も当然、東京ゲームショウ 2013の結果報告がありました。アンケートなどで収集した様々なデータがあるんですが、よくよく見ると、そこから今のゲーム業界や、ユーザーの動向なども見えてきます。
というわけでちょっと時期外れではありますが、今回は東京ゲームショウ 2013のデータから、ゲーム業界の今を探ってみようと思います。アンケートなどの東京ゲームショウに関する数字はすべてCESAが発行する「東京ゲームショウ2013オフィシャルレポート」から引用しています。
東京ゲームショウ 2013の基礎データ
東京ゲームショウ2013は出展社数も大幅に増えて、大変に盛況となりました
来場者数は270,197人。これは過去最高です。ちなみに、2012年が223,753人、5万人近く増えていることになります。イベントの目玉は次世代機。PlayStation4(以下PS4)とXbox Oneに大きな注目が集まりました。特にPS4には大変な行列ができていましたね。
また、データを見ていく上で押さえておくべきポイントとして、任天堂が出展していないということも挙げておいた方が良いと思います。したがって、任天堂のゲームを目当てにくるユーザーはいない、ということです。ただし、サードパーティーの任天堂プラットフォーム向けタイトルは出展しています。
それではいよいよ、アンケートの数字を抽出して見ていきたいと思います。