アマルフィやサレルノのバールをヒントに
バンコの主役として存在感を放つエスプレッソマシンはイタリア製、シモネリのアウレリア2。阿部さんがバリスタのキャリアをスタートさせた当時、「エスプレッソマシンは恋人だと思って扱え」と指導してくれたのもイタリア人でした。コーヒー豆は南イタリア・サレルノの家族経営の小さなロースター「TRUCILLO(トルチーロ)」のもの。選んだ決め手は何でしょうか?
「去年、アマルフィやサレルノでバールを訪ねて回ったときに印象的だった豆です。南イタリアのエスプレッソは力強く濃厚で男性的ですが、トルチーロは力強さの中にどこかエレガントで女性的な味わいが感じられて面白い」
「女性」は2014年のイタリアンバールにとって大切なキーワードのひとつ。伝統的なバールは地元のおじさんたちの濃密な立ち話空間ですが、ピエトレ・プレツィオーゼが志向するのは開放的な憩いの場。内装も旅で出会ったバールにヒントを得て、女性客が一人でも入りやすい明るい色調に。
おいしいエスプレッソとお酒、笑顔のバールマン、肩の凝らない世間話。三拍子揃ってこそのイタリアンバール。駒沢時代から阿部さんのバールマンぶりに魅せられてきた人々が、さっそく広尾にも訪れているようです。
※書籍『コーヒーピープル』の阿部圭介さんのページは次ページでご覧いだけます。
Menu
エスプレッソ バンコ(立ち飲み)200円/着席300円カフェ・マッキャート 250円/350円
カプチーノ 450円/550円
カフェ・ラッテ 500円/600円
チョコラ―タ 550円/650円
カフェ・シェケラート 550円/650円
ワイン、スプマンテ各種 グラス500円~、ボトル2500円~
ビール、カクテル各種
ランチ 1000円
(ミネラルウォーター付き、+200円でドリンク付き)
前菜、スープ、パスタなど
ドルチェ各種