アパートマンション経営/アパート・マンション経営のはじめ方

賃貸オーナーが選ぶべき管理会社の必須スキルとは?(2ページ目)

賃貸物件の管理会社に求められるスキルは非常に多くあります。入居者の募集、契約業務遂行、顧客管理、賃料集金、賃料督促、滞納処理等々……それだけ雑多な業務を行っているからともいえますが、なによりも大切なスキルは、契約・入居希望者の審査能力です。しかし審査能力が高い=審査条件を厳しくすること、という訳ではありません。

楯岡 悟朗

執筆者:楯岡 悟朗

土地活用・不動産査定ガイド


契約前に契約者・入居希望者と相対しない管理会社

こうした厳しい審査を行っている管理会社は、あくまでも管理のみ行っている場合がほとんどです。つまり内見の際の立ち合いや契約時にも入居者とは基本的に会わない、ということです。これは入居希望者の人となりや、言葉の端々から得られる様々な個人情報を得る絶好の機会を逃しているのです。

申込書だけでは知ることができない契約者・入居希望者の人柄を把握することをせず、書類だけで間違いのない(トラブルが生じる可能性の少ない)審査を行おうとした結果、このような現実に即していない厳しすぎる審査条件となってしまうのです。

臨機応変にトラブルに対処できることが重要

kanri

書類だけでは正確な審査は出来ません

確かに厳しい審査を行い、入居希望者をふるいにかければ、万が一のことが起こったとしても火消しに手間はかからないかもしれません。管理会社の手間も少なくて済むでしょう。

しかし、裏を返せばそこまで厳しい条件の審査をし、吟味したうえでなければトラブルに対応できない、ということも意味しています。

管理に伴うトラブルは様々なケースやパターンがあります。それら全てをあらかじめ予測することは出来ません。不足な事態が起こった時、臨機応変に対応できることがなにより重要です。そして臨機応変に対応するためには、契約前から契約者や入居希望者と相対し、書類だけでは見えない情報を把握し、入居者をサポートする管理会社として、最低限の関係を築いておくことがなによりも必要です。

どんなに審査を厳しくしたとしても、トラブルが起こるときは起こります。入居者の「人となり」がある程度分かっていれば、トラブルになった際の対応方法や解決のヒントも見つかるものです。書類と人間、どちらか一方だけではなく、バランスよく双方を見ることが管理会社にとってなにより必要なスキルではないでしょうか。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます