投資信託/注目の投資信託の最新情報

10年間の運用成績上位ファンドは?

NISAの制度開始に伴い、中長期に渡って安定した成績を収めている長寿ファンドに注目が集まっています。3年、5年よりもさらに長い10年という期間で見たとき、どのようなファンドが好成績を収めたのでしょうか?2004年1月末から10年間の運用成績上位ファンドをご紹介します。

篠田 尚子

執筆者:篠田 尚子

投資信託ガイド

  • Comment Page Icon

長期トラックレコード観測の必要性

リーマンショックから既に5年以上が経過した

リーマンショックから既に5年以上が経過した

  2004年からの10年間というと、小泉元首相による「聖域なき構造改革」、ライブドア・ショック、リーマン・ショック、欧州債務危機、そしてアベノミクス上昇相場と、キーワードを挙げるだけでも実に様々なマーケット・イベントがありました。「100年に一度の危機」と言われたリーマン・ショックから既に5年以上の年月が経過したことを鑑みると、投資信託のトラックレコード(過去の運用成績の履歴)は10年単位で見る必要が出てきていると言えそうです。

JPモルガンの日本株型が上位独占


10年間運用成績上位ファンド

10年間運用成績上位ファンド


10年間の運用成績上位ファンドについて見てみると、上位10ファンドは全て株式型によって占められました。その中でも、JPモルガン・アセット・マネジメントが運用する日本株アクティブ型が3位までを独占しました。3ファンドの投資方針はそれぞれ微妙に異なるものの、東証一部から新興市場に至るまで幅広い投資対象の中から、企業取材に基づくボトムアップ・アプローチ方式によって銘柄を選定するという点で共通しています。これは他の投信運用会社が運用する日本株アクティブ型ファンドについても言えることですが、社としての投資判断が反映されるため、組み入れ上位銘柄の顔ぶれは概ね似通ったものとなっています。

その他は、中国をはじめアジア関連株式に投資するタイプが上位につけたほか、7位の「フィデリティ・欧州中小型株・オープン」、8位の「ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン」のように投資対象地域やテーマを絞り込んだファンドも上位に浮上しています。なお、6位の「三菱UFJ グローバルイノベーション」は、ファンド名に「グローバル」とありますが、足元ではポートフォリオの8割強を日本株に投資しています。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます