収納/家事がラクになる収納

これでスッキリ!部屋の棚や引き出し収納のコツ(2ページ目)

満タン収納に陥りがちな棚と引き出し。捨てられないモノの溜まり場になっていませんか? 部屋を片付けたいと思ったら、この2つの収納がキーポイント。棚と引き出しの片付けのコツ・方法をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


コツ2:棚収納には小分け用の収納ボックスをプラス!

ヤル気になる収納

見た目にスッキリすると、いい状態をキープしようと思えます

細々したモノを棚に直接置いて、次々と積み重ねていくと、崩れやすくて不安定な状態になりがち。1つ取り出そうとすると他のモノをよけないといけなかったり、他のモノの陰に隠れて行方不明になったりします。その状態のまま使い続けていると、やがて開かずの収納になり、結果として持っていても使わないモノの溜まり場になっていくのです。

たとえば食品を入れている棚、化粧品や薬をしまっている棚はどうですか? 期限切れのモノ、使いかけたままのモノ、使う予定のないモノなど、ひと目見ればいらないと判断できるモノがあるはず。不要品を取り除いて、数を減らしましょう。

仕上げはケースを使って種類別にまとめて収納。その後も整理しやすくなります。

コツ3:食器棚の収納にはラックをプラス!

食器収納にラック使い

しまい方が悪いと食器同士がぶつかって大切な食器が傷むことも

棚収納では、棚板同士の間隔をちょうどいい具合に調節すると、使い勝手が格段に良くなります。でも、棚板が増やせないとか、増やすまでもないといった事情もあるかもしれません。かといって、何も手を加えずに使っていると、詰め込みを繰り返すばかりで悪化の一途。出し入れが面倒で、やがて使わないモノが幅を利かせるようになります。すでにその状況に近いのなら、押しこめているモノから処分しましょう。

下駄箱はどうですか? 型崩れしている靴や汚れたサンダル、骨の折れた傘など、使うとみじめな気がする持ち物。食器棚には、おまけでもらった古いカップ、ヒビや欠けのあるお皿など、我慢して使うまでもない器。これらを処分したら、気持ちが晴れることでしょう。

仕上げは、コの字ラックや吊り下げラックを使って棚を増設。見つけやすくて出し入れのしやすい収納に変身です。

コツ4:シンク下の深い収納には収納棚をプラス!

流しの下のキッチン収納

奥の方は暗くてよく見えない。しまったことすら忘れやすい場所

持ち物が少なければ、特段の収納テクニックを使わなくても、自然と棚の中に収まってくれるものです。ところが、同じ棚にいくつもまとめてしまいたいときに、ただ並べておくだけではすぐに満杯になってしまいます。

たとえば、キッチンの流しの下や洗面台の下にある収納。奥行きが深くてたくさん入るので、手前から奥の方に向かってモノが押し込まれやすい場所です。そのうちに奥がいっぱいになって、手前側に次々とモノを積み上げていくはめになり、収拾がつかなくなります。

奥に押しやられた鍋やザル、調理道具の付属品は、しまってあるだけで使っていないのでは? 昔もらった石鹸の詰め合わせや粉石鹸、古くなった雑巾などが、洗面台の下で変質しているかもしれません。今のライフスタイルに合わなくなったモノが、復活することはないでしょう。ザックリまとめて処分すると、湿気もこもりにくくなります。

仕上げは、組み立て式の簡易ラックを入れて棚を増やします。腰を折らないと使えない、低い位置にある収納ほどこの方法が有効です。

次は引き出し収納に取りかかりましょう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます