イスタンブールで船を活用する!
天気のいい日など、こんなに気持ちのいい乗りものはない!
パンを期待して、船の周囲に群がるカモメ
ボスポラス海峡を挟み、アジア側とヨーロッパ側に分かれているイスタンブール。橋が架かっていますので、車でのアクセスももちろん可能ですが、2本しかかかっていない橋では大渋滞が起こることも。そこで、この記事で は「船」でのアクセスをご案内します。車では時間帯によって1時間近くかかることもありますが、船なら便によっては10分以内でたどりつけてしまうのです。
とりわけ天気のいい日や星のきれいな夜などに船でボスポラス海峡を渡るのは最高に気持ちのいいイベント! 時間のない観光客には、対岸に短時間で渡れる上にボスポラス海峡も楽しめる船は一石二鳥のお得な交通機関なのです。
ここではそんなイスタンブールの船事情をお伝えします。
船の利用法
乗り降りの際には海に落ちないよう(?)気をつけて
自動発券機ならぬ発コイン機(左)と、プリペイドカードに入金する機械(右)
海峡や金角湾をもつイスタンブールには、エミノニュやカバタシュ、ベシクタシュなど大小多くの港が点在します。交通機関として利用するに当たり、プリンセス諸島(マルマラ海に浮かぶ島々で、イスタンブル県に所属)を除く価格はおおよそ3~7.5トルコリラ前後(約140~350円)で、イスタンブールの公共交通機関共通のプリペイドカード、イスタンブルカルトを利用すれば1.95~5.2トルコリラ。便利なのは、どの会社のどの便にのってもこのイスタンブールカルトが共通で使えることで、これは船に限らずトラムや地下鉄、バスにも利用できます。
シェヒルハットラルの電光掲示板
船着き場の改札口は、行き先によって分かれていることが多く、電光掲示板などで表示がありますので、こちらを参考に。
乗降の際には移動式の階段や足場を使いますが、時には陸と船の間に隙間があることもあり、稀に人がここから落ちる事故も起きていますので要注意です。
また、船はとても気持ちのいい交通機関ですが、弱点は天候に左右されやすいこと。霧や強風、高波などですぐ欠航になりますので、天気が悪い時は確認してからがよいでしょう。