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「早割」を使う人はなぜ金持ちになれるのか

早く予約すれば、正規の値段よりも安い金額で購入することができるものがあります。しかしなぜか、予定がわかっていながら申し込みをギリギリまで先延ばしし、本来はもっと安く買えたはずなのに、正規の値段で買ってしまう人がいます。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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早く決断できない人は、金持ちにはなれない

ギリギリにならないと行動ができない人は

ギリギリにならないと行動ができない人は

早く予約すれば、正規の値段よりも安い金額で購入することができるものがあります。

たとえば、飛行機・新幹線・高速バスなどのチケットや、ホテル・ツアーといった旅行・移動関係の早割、お歳暮やお中元・年賀状印刷などの季節ギフト商品の早割、ゴルフやスキーのリフト券、コンサートなどのイベントといったレジャー関係の早割、はたまた引っ越しの予約から忘年会の予約まで、早く申し込むことによって値段が安くなるものはたくさんあります。

もちろん、ビジネスマンの出張などは、急に決まることもあれば、直前まで予定がわからないということはあるでしょう。サラリーマンならば、旅費交通費は基本的に会社負担なので、あまり気にしなくてもいいよ、という人も多いかもしれません。
しかしなぜか、予定がわかっていながら申し込みをギリギリまで先延ばしし、本来はもっと安く買えたはずなのに、正規の値段で買ってしまう人がいます。

早割に限らず、夏休みの宿題を先送りし、8月31日に真っ青になって家族全員を巻き込む子どもがいます。大人でも仕事を先送りにしてしまってバタバタする人も少なくないでしょう。

まだ、時間があるという安心感から、つい後回しにして忘れたり、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と自分をごまかしながら時間が過ぎてしまうこともあります。

やる気が出ない、危機感が足りない、という理由もあれば、締め切りまでの時間があると、すぐに気が大きくなって先延ばしするクセがある、という理由もあるでしょう。

しかし特に早割を逃すのは、むしろ「決断する度胸がない」という傾向があるようです。
「予定はまだ先なのに、今お金を払ってしまうのが怖い」という感情があり、支払う決断ができないのです。

将来大きなリターンがありそうだから先手を打っておこうという、先行投資が苦手なのもこのタイプです。長期的な視野に立って物事の計画を立てられないので、お金に限らず行き当たりばったりになりやすいと言えます。

(参考)
「なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか?」(ぶんか社)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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