1棟1棟異なる多岐にわたる選択肢
「Mirai’s(ミライズ) 三郷中央」に建てられる家は、どれも一般的な分譲住宅のイメージとは大きく異なります。例えば、一部のモデルハウスなどを除いて、原則として土地の状態で販売が開始されます。さらに、92棟が同じプランではなく、間取りからインテリアに至るまで1棟1棟すべてが異なります。土地区画整理事業に沿って、良好な市街地を形成できるように外構や植栽なども施され、外観に気を配った設計となっています。敷地は最低敷地面積120平方メートルを上回り、延床面積は30坪前後。現在はモデルハウスが3棟建っていますが、最終的には5棟建つ予定だそうです。
壁のクロスは一面だけアクセントカラーを選択することも可能
また、時間的な制限こそありますが、壁紙やキッチンのシンクの色、床材の色も、見本の中から選べます。例えば、居室の壁も一面だけ色を変えるといったことも可能だとか。こういった点も「でき上がってから販売します」という画一的な分譲住宅とは異なるところです。
住宅の基本性能も高く、定期点検も備える
住宅の基本性能も、特筆すべきポイントがあります。耐震性は住宅性能表示制度の耐震等級2と同等以上であり、本来なら木造2階建てには必要ない構造計算を全棟しているので、安心感があります。
省エネ性能については、国が定めた次世代省エネルギー基準以上という自社基準「次世代省エネ24S」で定めた基準を満たしているとか。窓は、すべて複層ガラスで、1階の居室はLow-Eガラスになっています。また、省エネルギー等級4の家や耐震等級2以上の家や、長期優良住宅や認定低炭素住宅も対象となっている住宅ローン「フラット35S」が使えることからも、性能の高さが伺えます。
アイランド型のオープンキッチンが印象的なモデルハウス
室内は、1階のリビング・ダイニングの天井高が2.7mと高いのが魅力です。階段は、勾配を建築基準法が定める基準より緩やかで、段数は16段。蹴上げが低く、昇り降りがらくでしょう。もちろん、手すりも設置されています。1階のリビング・ダイニングやホールなど人の出入りが多い箇所の壁は、出隅の角が丸くなっており、小さな子どもや高齢者のいる家庭では、ケガの心配が軽減されますね。実際にモデルハウスを見学すると、注文住宅希望者の人も参考になるポイントだと思います。
ポラスグループでは、アフターメンテナンスにも自社基準を設けています。新築から3ヵ月、1年、2年、5年と4回の点検が用意されているため、建てて終わりというわけではありません。万一の場合も、何かあった場合には、1時間程度で駆けつける体制も整えているといいます。このあたりも、社員の大半が販売エリアに住んでいるという、地域密着の会社ならではのサービス体制と言えそうです。
範囲を広げて品質のよい住宅を見つける目を養おう
分譲住宅を検討することは、「自分のこだわりの家を作りたい」という気持ちの強い注文住宅希望者には、考えられない発想かもしれません。けれども、立地条件が希望に合い、間取りや広さ、建物の基本性能という、家づくりに主要な要素のバランスが整っている物件が見つかったのであれば、分譲住宅という選択もあり得るということですね。植栽や外構にも気を配った設計が特徴のひとつ
自分の家を持ち、そこで長く暮らすには何が大切な要素なのかをしっかりと把握 することができれば、注文住宅と分譲住宅の垣根は案外低いのかもしれません。大切なのは、自分の見る目や選別する力を養うこと。自分の希望する仕様や性能と見比べて、納得できる家をみつけられれば、それが分譲住宅であってもいいわけです。注文住宅を建てようと土地探しをしている方で、もし、希望に合った土地がなかなかみつからないのであれば、分譲住宅まで検討の範囲を広げてみるのもひとつの方法。今回の分譲住宅は、そんなことを考えさせてくれる物件でした。