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猫のペット保険、種類とかしこい選び方

猫と暮らすときに一番心配なのは高額な医療費。その医療費の一部~全額をカバーしてくれるペット保険があります。ペット保険の補償内容や選ぶときに確認しておくことなどを紹介します。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

ケガや病気も補償があると安心です
ケガや病気も補償があると安心です
猫と暮らすには色々とお金がかかりますが、その中でも一番の出費は医療費ではないでしょうか。獣医師による診療料金は独占禁止法により、固有の獣医師団体が基準料金を決めたり、獣医師同士が料金を協定で決めることが禁止されているので自由診療料金になります。同じような治療内容でも、動物病院によって診察料金に大きな差が出ることがあります。

大切な家族である猫が病気やケガで苦しんでいたら、その苦痛を取り除き一刻も早く健康に戻してあげたい思うでしょう。猫には人間のような健康保険制度がありませんが、民間保険会社によるペット保険があります。ペット保険に加入しておくと、いざというときに最良の治療を心おきなく受けさせてあげられるでしょう。ペット保険にはどんなものがあって、加入条件や補償はどうなっているのでしょうか? ここではペット保険の賢い利用方法をご紹介します。

ペット保険とは

ペット保険とは、加入しているペットが病気やケガで動物病院で診療を受けた場合、支払金額の一部を保険会社が負担してくれるサービスです。保険によってはガンやそのほかの手術も補償しています。

現在、ペット保険を取り扱っているのは損害保険会社と小額短期保険会社です。少額短期保険会社は、少額で、短期の保険契約の引受のみを行なっている保険会社で、損害保険会社は損害保険契約者保護機構への加入が義務付けられていて、万一経営が破綻した場合には、保険金、返還金等が原則として80%補償されます。2010年2月現在、損害保険会社はアニコム損害保険(株) とアリアンツ火災海上保険(株)の2社で、少額短期保険会社は、(株)アイペット、日本アニマル倶楽部(株)、ペット&ファミリー少額短期保険(株)、ペットメディカルサポート(株)、もっとぎゅっと少額短期保険(株)、(株)FPCなどです。

ペット保険は全国の動物病院で利用できます

基本的にどのペット保険も、保険会社に直接加盟していない動物病院を利用しても補償が受けられます。加盟病院であれば窓口で支払うときに補償が受けられるものや、必要書類を揃えて保険会社に提出し認められると後日補償料が支払われるなど、保険会社によって違いがあります。

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