ローザンヌへのアクセス
ローザンヌはジュネーブとチューリッヒを結ぶスイス国鉄の主要幹線上にあり、ベルン、フリブール、モントルーなど、スイスの他の主要都市へのアクセスもとても便利です。国際空港のあるジュネーブから列車が30分に1本の頻度で出ており、所要は40分。チューリッヒからは、都市間急行列車(IC)で約2時間です。また、パリとローザンヌの間をTGV(フランス新幹線)が約4時間で結んでいます。
ローザンヌのシンボル、カテドラル(大聖堂)
カテドラルでは不定期でコンサートも開かれる
ローザンヌは16世紀前半の宗教改革まで、カトリックの町でした。その中心的存在はもちろんカテドラルで、司教は広大な敷地を持ち、聖俗合わせた強大な権力を握っていました。カテドラルの近くにあるサンメール城は、司教の館のひとつでした。
カテドラルでは、22時から深夜2時の間、教会の鐘の替わりに夜警番が大声で時を告げています。人々の眠りを妨げないように中世から続けられてきた風習が、今もなおここで息づいているのです。
カテドラルから、古い屋根付きの階段を降りていくと、旧市街の下にあるパリュー広場に出ます。13世紀につくられたこの階段の両側には、16世紀頃の歴史的な建物が並んでおり、ローザンヌの必見スポットになっています。
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■The Cathedral of Lausanne
住所:Pl. de la Cathedrale 13, 1005 Lausanne
開館時間:月~金曜7:00~19:00、土・日曜18:00~19:00 ※9~3月は17:30まで
休館日:12月25日、1月1・2日
アクセス:M2(メトロ2号線)Riponne駅から約200m
ローザンヌのオリンピックミュージアムが再オープン
ミュージアムの入り口には聖火が燃えている
このミュージアムがオープンしたのは、1993年。博物館の一部を地下に作り、周囲に融け込むように建てられたミュージアムは、景観保護に配慮した建築物という点でもおおいに注目を集めました。
大会ごとに増加するコレクションの展示スペースを確保するため、ミュージアムは2012年末から2年近くかけた工事を終え、2013年12月21日に再オープンしました。
展示スペースは工事前の約2倍になり、3つのフロアにまたがる常設展では、古代五輪の歴史から数々の名場面を再現した映像など、五輪ファンには見逃せないスポットです。世界のトップアスリートたちの努力と感動のクライマックスを追体験してみましょう。
ソチ冬季五輪開催中は、大型ビジョンでのライブ中継をはじめ、ロシアの伝統音楽を楽しめるイベントも予定されています。館内を巡った後は、ゆるやかな斜面に広がる緑豊かな庭園や、上階のレストランでレマン湖と対岸、フランス領アルプスの眺めをのんびりと楽しみましょう。
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■The Olympic Museum(オリンピック・ミュージアム)
住所:1, quai d'Ouchy 1006 Lausanne, Switzerland
TEL:+41 (0)21 621 65 11
開館時間:5~10月中旬毎日9:00~18:00、10月下旬~4月10:00~18:00月曜休館)
オリンピック・ミュージアムのリニューアルの詳細(スイス政府観光局)>>