ベルリン/ベルリンのグルメ・レストラン

ベルリンの人気観光スポット ハッケシャー・ホーフ

ベルリンの数ある観光スポットのなかでも、ミッテ地区の顔ともいえる人気スポット「ハッケシャ―・ホーフ」。迷路のようにつながった8つの中庭(ホーフ)のなかに劇場や映画館、レストラン、日本でも人気の「トリッペン」や「アンペルマン」などのショップが集まるカルチャーコンプレックスを詳しくご紹介します。

坪井 由美子

坪井 由美子

ドイツ ガイド

ドイツ在住ライター。ドイツ各地を取材で飛び回り、王道観光地から穴場のおもしろスポット、最新トレンドなどリアルなドイツを発信中。 ヨーロッパのカフェ&スイーツ、食文化にも精通しており、日本のメディアへの寄稿多数。

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中庭のカルチャーコンプレックス「Hackescher Höfe」

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8つの中庭がつながるハッケシャー・ホーフはベルリンで見逃せないスポット。写真は美しい建物に囲まれたホーフ1

ベルリン・ミッテ地区の観光名所のなかでも、ミッテの顔ともいえる人気スポット「ハッケシャー・ホーフ」。いくつもの中庭が迷路のように連なったなかに、劇場や映画館、レストラン、日本でも人気のベルリンブランド「トリッペン」や「アンペルマン」などたくさんのショップが集まるハッケシャー・ホーフは、ベルリンで一番大きく、一番有名なホーフ(中庭)です。今回は、この見どころたっぷりなカルチャーコンプレックスを、詳しくご紹介していきましょう。
 

100年以上の歴史ある、美しい中庭

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表通りからは想像できない空間が次々と現れます。どんなに人が多くても静けさが漂う不思議な中庭

ドイツでは、建物の内側が中庭になっている建築構造がよくみられます。多くの場合は住居なのですが、ベルリンではその建物のなかにショップやギャラリーが入って、文化の発信地にもなっているところがたくさんあります。そのなかでも最も有名なのが、ハッケシャー・ホーフ。

※ホーフ(Hof)とはドイツ語で中庭のこと。8つの中庭があるハッケシャ―・ホーフは、正しくは複数形でヘーフェ(Höfe)となるのですが、ここでは日本語で表記されることの多い「ホーフ」で統一させていただきます。

1900年代初頭に完成したというこの建物は、当時は職人さんたちの工場や住居として使われていたそうです。東西ドイツ再統一後に修復されて1995年頃からショップが入り始めてからは、ベルリンの街の進化とともにどんどん人気が出て、今ではベルリンきっての観光スポットに。カフェやブティック、雑貨屋さんなどたくさんのショップが軒を連ねていますが、特徴的なのは、ベルリンメイドだったり、手作業を大切にしているショップが多いということ。職人工房だったという場所へのリスペクトが感じられますね。

8つのホーフには「アンペルマン」や「トリッペン」など魅力的なショップがいっぱい。次のページでは各ホーフの見どころをご紹介していきます。
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