孤独死が上昇するのは50代のシングル男性

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マンションいまや男性の5人に1人が一生、結婚することなく人生を終えるといわれています。そして、増えているのが孤独死。

若い世代が孤立する主な原因は、単身世帯の増加や失業です。勤労という形で社会参加できないことが経済的自立を困難にし、非婚を招きます。その結果、社会的孤立を余儀なくされてしまうのです。そして、社会的孤立がたどる究極の終末は孤独死です。

実は、孤独死は高齢者に多いのではありません。男性の孤独死は50歳から上昇します。65歳以降から上昇する女性の孤独死と比べると、時期も早いのですが、孤独死率、数とも大幅に上回ります。

また、生活保護率が高く、平均所得が低く、失業率が高い区で男性の孤独死が多い結果が出ています(女性にはそのような相関関係はありません)。仕事をしていれば、1日でも無断欠勤すると、心配して会社が様子を見にくることが多いでしょうから、孤独死と失業は結びつきがあるといえるでしょう。

23区で男女あわせて孤独死が多いのは、足立区、練馬区、大田区、板橋区、世田谷区、江戸川区(平成24年度東京都における孤独死統計)の順でいずれの区も年間500人を超しています。


孤独死は男性シングルに多い

男性の孤独死が女性より多いのはなぜでしょうか。

孤独死した人の遺品整理業の人に話を聞くと、孤独死する男性の特徴は、ゴミ屋敷に住んでいて、ごったがえしたモノのなかから糖尿病や心臓病の薬、焼酎のびん、お弁当のプラスチックケースが必ずといっていいほど出てくるのだそうです。

料理、片付け、掃除、洗濯などの家事とは無縁の生活のなか、お酒や脂肪・糖質過多の外食にたよることで健康を害し病を得る、そのことでより自暴自棄になり、ダメと知りつつ、ついまたお酒に手が伸び、病状を悪化させ死に至る。近いところに生活改善を促してくれる家族や友人・知人がいればいいのですが、失業などによりそうした縁も薄れている。何ともやりきれないことですが、同じような境遇にみまわれれば、誰もがおちいりそうなことのように思われます。


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