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消費税増税、他のみんなはどう対応する?(2ページ目)

消費税率アップがいよいよ目前に迫ってきた昨今。各家庭では、どのような消費行動を取って対応するのでしょうか?

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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消費増税後の家庭の消費行動は、どう変わる?

■「質は落とさず、量を減らす」が標準
消費税増税前に、ライフスタイル、消費スタイルの見直しを

消費税増税前に、ライフスタイル、消費スタイルの見直しを

消費税増税後は、どのような消費行動を取ろうと考えているのでしょうか? 年齢が高くなるほど、「不要不急のものは買い控える」、「消費する(買う)量を減らす」の割合が増えます。一方、若い年齢層では、「特に変わらない」と回答する割合が比較的高いです。男性も女性も概ね同じような傾向があるようです。また、「今より安いものを買う」は、若い年齢層では、比較的に割合が多いですが、全体としてみると割合が少なく、「質は落とさず、量を減らす」というのが、一般的な消費税増税対策と言えそうです。

※ハイライフ研究所「都市生活者意識調査-2013-」より引用

※ハイライフ研究所「都市生活者意識調査-2013-」より引用


■「買い控え、安いものを購入する」ではなく、「良いものを長く使う」への発想転換を
「今よりも安いものを買う」は、今の生活の質を下げることになるので、あまりお勧めはできません。また、質を落とさずに買い控えるのも選択肢の一つですが、我慢を続けると、結局は生活の質を下げていることに他なりません。そのためには、生活の質を下げないための消費スタイルの見直すという方法が考えられます。キーワードは、3つです。
(1)「所有」から「利用」への消費スタイルの見直し
(2)「安いもの」を購入するのではなく、「良いものを選んで長く使う」
(3)「コスパ(費用対効果)」で考える
詳しくは、「消費税アップに負けない家計戦略」で書きましたので、ぜひ、そちらを参照にしてください。

2014年4月の消費税アップがまさに差し迫っていますが、その1年半後の2015年10月には、さらに消費税が8%から10%に上がることが予定されています。どの家庭でも消費税アップの影響は少なからず受けます。生活の質を落とさない消費スタイルの見直しは、今の生活スタイルを見直す良い機会にもなります。消費税増税にも負けず、豊かな人生を送るように、夫婦でしっかり話し合って、備えましょう。

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