榊原温泉とは
榊原温泉(三重県津市)は、枕草子にも当時の日本を代表する三つの温泉地の一つ(枕草子は随筆なので、あくまで作者清少納言の意見ですが)として登場する、歴史と伝統を誇る三重県を代表する温泉池です。国立病院もある通り、保養や療養に向いた静かな環境が魅力ですが、当然ながら泉質も素晴らしく、温泉マニアにも人気の温泉池です。関西方面の軽井沢にも例えられる青山高原を始めとする山岳リゾートの基地でもあり、秋には紅葉の名所が勢揃いしています。
今回は三重県を代表する名湯、榊原温泉を紹介します。
榊原温泉の源泉、泉質
榊原温泉の源泉数は5本で、泉質は主にアルカリ性単純温泉です。お湯は特に、肌にまとわりつくようなぬめりを感じる湯が多く、中には硫黄の香りがする湯もあります。体温以下の源泉が多いので、浴用に加熱していますが、冷たい源泉風呂を名物にしている宿もあります。足湯は、市営の温泉保養館「湯の瀬」に隣接する公園に整備されています。
次ページで、榊原温泉の旅館・入浴施設をご紹介します。