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生理痛・PMSをやわらげる10のルール(3ページ目)

「生理中はお腹が痛くて当たり前」「イライラするのも仕方がない」と、諦めてはいませんか? しかし、実は日常のちょっとした工夫で、症状を緩和することができるのです。

執筆者:All About 編集部


ダイナミックなホルモン変化がPMSの原因

そもそもPMSとは、生理前日~10日頃の黄体期に現れる、イライラや体の不調のこと。「黄体期になると、子宮内膜は、黄体ホルモンが分泌されることによって妊娠に適した状態になります。しかし、妊娠が成立しないと、ホルモンがダイナミックに変化し、脳のセロトニンが低下します。セロトニンには心と体のバランスを安定させる作用があるので、それが低下することによって、PMSの症状が現れると考えられています」(福山先生)。

つまり、低下するセロトニンを補うことが、PMS対策のカギ。「セロトニンの元である、トリプトファンとビタミンB6の入った食事がオススメです。トリプトファンはアミノ酸の一種なので、良質なタンパク質を含む大豆製品をとるとよいでしょう。しかし、PMSはまだ解明されていない点が多いのも事実。自分の黄体期を把握して、“今はそういう時期だから仕方がない”と、心を鎮めることも大切ですよ」。


※1 プロスタグランジンは、月経の直前から月経中に、子宮内膜から分泌されるホルモン。子宮内膜が役目を終えてはがれ落ちる際に、子宮を収縮させて血液とともに排出するのをサポートする。これが生理痛の主な原因。

※2 黄体ホルモンとは、排卵を境に増えて、妊娠をサポートするホルモン。肌荒れやイライラを引き起こすことも。

このページは2013年3月12日時点の情報です
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