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農家と消費者をつなげる都会の朝市(4ページ目)

最近、ちょっとしたブームの都会の朝市。都内やその近郊でも、週末になると毎週のようにどこかで朝市が開かれています。その魅力を探りに、代々木公園で開かれているアースデイ・マーケットにお邪魔しました。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

作る人と買う人をつなげる朝市

耕さない田んぼで生まれた自然村たなごころのお米。耕さないでどうやって作るの?と思ったら、アースデイマーケットに足を運んで直接聞いてみましょう!

耕さない田んぼで生まれた自然村たなごころのお米。耕さないでどうやって作るの?と思ったら、アースデイマーケットに足を運んで直接聞いてみましょう!

朝市は、農家にとってはどんなメリットがあるのでしょうか。出店していた方に「アースデイマーケットに出店して良かったと思うのはどのような点ですか?」とうかがってみると、一様に返ってきたのが「消費者との絆が生まれたこと」との答えでした。

1度買った人がリピーターになり毎回買いに来てくれる、直送している野菜セットの購買者になってくれた、あるいは畑に遊びに来てくれた、作業を手伝ってくれたなど、アースデイマーケットに出店したことで、それまで縁のなかった消費者と様々なつながりが生まれているそうです。そして、それがなによりの財産になっていると、皆さんがうれしそうに話してくれたのがとても印象的でした。

“顔の見える農産物”という言葉がありますが、朝市は、まさしく顔の見える関係の上に成り立つ場です。作った人が売り、食べたい人が買うというシンプルなしくみの中で、1度だけの売る買うで終わってもよし、リピーターになってもよし、交流を深めてもよしと、朝市は、都会にいる消費者が、生産者とつながりが持てる貴重な場となっていました。それは、顔と顔を直接合わせる場だからこそできることなのかもしれません。

東京朝市・アースデイマーケットには、ほかにも、無農薬イチゴ不耕起栽培米など、滅多にお目にかかれない農産物も並んでいました。「それ、なに?」と思ったら、ぜひ、次回のアースデイマーケットに足を運んで、直接、話を聞いてみてくださいね! 今後の予定はこちらに詳しく掲載されています。ボランティアも募集中です。

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