2時間半の長い葬儀・告別式
葬儀・告別式は9時30分に開式です。都内で行われる他の大規模葬と比較すると、かなり早めのスタートとなりました。9時50より綾戸智絵さんによる弔辞が読まれ、そしてアカペラが披露されました。この瞬間まで遺族にさえも何を歌うか知らせていなかったという綾戸さんが選んだ曲は「アメイジンググレイス」。どっしりと深い声が会場内に響き渡ります。
お別れの儀は1時間かけてゆっくりと
ファンの方用に作られた祭壇
式の流れで特に印象的だったのは、11時に僧侶が退場した後、12時の出棺まで時間をかけてお別れの儀が行われていたこと。お別れの儀のセッティングには15分かけ、遺族は一旦控室でゆっくりと休息をとってもらいます。その後、バタバタとお花入れをするのではなく、遺族・親戚、参列者とともに、思い出話を語りながら故人と最後のひとときを過ごしていました。棺のフタを閉じる直前には、越路吹雪さんの曲が流れる中で、前方スクリーンに思い出の写真が次から次へと映し出され、その後、静かにフタが閉じられました。
名刺サイズの会葬礼状
事前に告知していただこともあって、ファンの方もたくさん焼香に訪れていました。ファンの方向けに専用のミニ祭壇が設置され、全員に会葬礼状が配られました。淡路さん直筆の似顔絵とメッセージが入った名刺サイズの会葬礼状から、淡路さんの温かい人柄が偲ばれます。
「カッコイイお葬式にしてよ!」そんな淡路さんの願いは霊柩車にもあらわれていました。式場にさっそうと登場したのは、キャデラックのロングサイズのリムジン霊柩車。多くの人が見守る中、最後までカッコよく旅立ちました。