銀行などの教育ローンも、最低3種類以上の書類を用意
銀行などの金融機関で取り扱う独自の教育ローンは、申し込み方法によって必要書類を提出するタイミングが異なる場合があります。たとえば、窓口でもネットでも、一度の申し込み手続きで審査される場合は、申し込み時に借入申込書と必要書類を提出します。ネットで申し込む場合、ホームページの申し込みフォームに入力してから、郵送やFAXで必要書類を提出するのが一般的。しかし、ネットでの申し込みが仮審査の場合は、申し込みフォームに入力して送信するだけでよいことも。仮審査が通ってから、必要書類を郵送または窓口に提出して本審査、正式申し込みという流れになります。
どの場合も、最終的に必要になる書類はおもに次の4種類です。
1. 借入申込書
各金融機関で用意しているもの。ネット申し込みの場合は画面上で入力。
2. 本人を確認できる書類
運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなどの顔写真の入ったもののコピー、もしくは住民票の写しなど。
3. 収入を証明する書類
直近の源泉徴収票または確定申告書の控えなど。
4. 資金の使いみちがわかる書類
学校納付金の納付書、入学または在学証明書、合格通知書など。
※合格前の申し込みでは、学校名や納付金・必要額が記載されたパンフレットや募集要項などでも可能な場合が多い。
事前に書類を用意しておけば、手続きもスムーズ
申し込み・審査には時間がかかることもあります。とくに2~3月の受験シーズンは、申し込みが殺到しやすいため、余裕をもって申し込むことが大切です。「国の教育ローン」の場合、申し込みから最短5営業日で結果が通知されますが、急ぐ場合はできるだけ、公庫の支店や提携先の金融機関の窓口で申し込み手続きをするほうがいいでしょう。窓口なら、その場で提出した書類を確認してもらえ、すぐに審査に入れるからです。郵送の場合、書類の到着に数日かかることもあり、必要書類に不備があれば、再度送り直さなければならないこともあります。
銀行など民間金融機関の教育ローンは、最短1~2日で審査結果がわかることもありますが、その連絡を受けてから融資契約の手続きに進むため、借入額を受け取るまでには、早くてもさらに1週間程度の時間を要するのが一般的。
入学時に必要な学校納付金を教育ローンでまかなう予定なら、入学先が決まる前に必要書類を準備して申し込み手続きをすませ、審査を受けておきましょう。融資決定の連絡が来たら、合格発表後、すぐに契約手続きへと進め、借入額も比較的早く受け取れます。残念ながら入学先が決まらず、ローンを組む必要がなくなった場合は、辞退することもできます。
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