チャンギ空港内24時間営業の人気ローカルカフェ、キリニー
24時間営業の使い勝手のいいお店です
いつも大にぎわい
日本からのアクセスが良く、夜行便も充実しているから、短期で訪れる方も多いシンガポール。観光やショッピング、あるいはビジネスで忙しく、気づいたらもう帰りの空港!そういえば、何もシンガポールらしい物を食べていなかった。そんな時にお勧めの、空港内にある24時間営業のカフェです。場所は出国審査をした後の、免税店などが立ち並ぶエリア。ターミナル1~3まで全てのターミナルにありますが、24時間営業なのは、こちらのターミナル1の東トランジットラウンジと、ターミナル2の中央ラウンジのお店です。
空港の中の店とはいえ、味もお墨付き。オーチャードのお隣の駅、サマセットからほど近い場所にある1919年創業の老舗カフェ、Killiney Kopitiam の支店。ちなみに、コピティアムとは、コーヒーと軽食が楽しめるローカルなカフェのことを指しています。現存する最も古い海南風のコピティアムとして表彰された他、美食イベントでシンガポール人のお気に入りレストラントップ10として選ばれる等、食事もおいしいと評判で、地元の人でにぎわう人気店です。
地元で人気の老舗カフェ、お勧めのメニューは?
こちらがナシレマ、ちなみに2.2シンガポールドルと価格もお手頃!
自家製のパンと、カヤジャムの間に挟まれたバターがとろける、焼きたてのカヤトーストも人気ですが、やはり一番のお勧めは、「ナシレマ」。バナナの葉に包まれた、マレー系にルーツを持つ、シンガポールの朝食の定番メニューです。日本人からすると、笹飴や麩まんじゅう、粽などをイメージしてしまう外見ですが、開いてみると……。
ちょっと小骨が多めですが美味しいです!
アジのような魚のフライと、干して揚げたカタクチイワシのような小魚のイカンピリス、その下には辛みそのようなイメージのサンバルと、ココナッツミルクで炊いたご飯。この、サンバルの辛みとココナッツミルクのほのかな甘みのご飯との相性が最高、そしてカリカリしたイカンピリスの歯応えが楽しくて、いくらでも食べられてしまいます。
カリカリの小魚が食欲をそそります
このナシレマ、マレー系の住むマレーシアやタイの一部、ブルネイでも食べられているようですが、地域はもちろんお店によって味付けや具が少しずつ違い、魚ではなく鶏肉だったり、卵が入っているものもあります。空港に行くとついつい頼んでしまうキリニーコピティアムのナシレマ、私はコンデンスミルクの入った甘い紅茶と合わせるのがお気に入りです。見つけたらぜひトライしてみてくださいね!
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■Killiney Kopitiam(ターミナル1)
営業時間:24時間営業 無休
住所:Changi Airport Terminal 1 #031-001A, Departure Transit Lounge East, Mezzanine Level 819642
電話: +65 6542 2843
■Killiney Kopitiam(ターミナル2)
営業時間:24時間営業 無休
住所:Changi Airport Terminal 2 Departure / Transit Lounge Central, Kiosk M, Level 2, 819643
電話: +65 6542 5898