少額投資非課税制度(NISA)
今年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まりました。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。NISAは年間、100万円までの投資については非課税になる制度で、対象商品としては、株式、上場投信(ETF)、不動産投信(REIT)、株式型投資信託です。数回に分けて、NISAでおススメの投資信託をご紹介しています。
今回は、守りながら増やす運用方法の「ひふみプラス」です。
投資信託って?
投資には、様々な投資対象があります。国内の株式や債券、また海外の株式や債券、また為替相場や、金や原油などの商品など様々な投資対象があります。しかし、それぞれの商品に対する知識も必要ですし、投資金額も大きな額が必要な商品もあります。しかし、ある方法を使えば、簡単・手軽に少額から様々な投資対象に投資することが出来ます。それが、「投資信託」です。投資信託は、数多くの投資家から資金を集めて、国内外の株式や債券、為替、商品に投資を行い、これから得られた利息や売却益等を、その購入金額の割合によって分けましょうというものです。プロの専門家に資金を預けて、運用してもらうことになります。
ほとんどの場合、1万円程度の少額から投資することが可能です。投資家みずから株式や債券などに投資することに比べれば、運用をプロの専門家に任せることになるので、簡単・手軽に投資できる手法になります。また、定期的に投資の成果を得たい場合は、毎月分配型の投資信託を選べば、毎月分配金が貰えます。(運用状況によっては、分配金が支払われない場合があります。)
ひふみプラス
ひふみプラス
「ひふみプラス」は、独立系運用会社のレオス・キャピタルワークス株式会社の直接販売でしか購入できなかった「ひふみ投信」の姉妹ファンドです。ひふみ投信マザーファンドに投資します。
最大の特徴は、「守りながらふやす」です。
株価上昇が続き、市場が過熱気味、下落基調になった場合、資産の株式保有比率を下げて現金比率を上げ、金融資産の保全を図ります。ひふみ投信マザーファンドでは最高50%までの現金引き上げを行います。
また、高パフォーマンスも特徴です。
当初設定日前営業日2012年5月25日から、2013年12月30日までの設定来の騰落率がなんと、99.92%です。約2倍となっており、同期間の東証株価指数TOPIX(配当込み)の86.24%を大きく上回っています。
少額で手軽に始めることが可能です。SBI証券では、1万円以上1円単位で買うことが可能です。また積み立てであれば、毎月500円から始められます。
コストは、SBI証券でネット経由では買付・解約手数料は無料です。残高に応じてずっとかかる信託報酬 (税込・年)が500億円まで1.029%、500億円を超える部分0.924%、1000億円を超える部分0.819%です。
●ひふみ投信マザーファンドの組入れ比率上位10銘柄(2013年12月30日時点)
1 9107 川崎汽船 2.82% 海運 東京一部
2 3769 GMOペイメントゲートウェイ2.70% 情報・通信 東京一部
3 4997 日本農薬 2.51% 化学 東京一部
4 7593 VTホールディングス 2.41% 小売 JASDAQ
5 2181 テンプホールディングス 2.22% サービス 東京一部
6 9616 共立メンテナンス 2.22% サービス 東京一部
7 9984 ソフトバンク 2.19% 情報・通信 東京一部
8 6383 ダイフク 2.14% 機械 東京一部
9 6961 エンプラス 2.10% 電気機器 東京一部
10 2445 エスアールジータカミヤ 2.07% サービス 東京二部
※現在は、組入れ銘柄が変化している可能性があります。
非常にユニークな銘柄選択を行っており、大型株だけでなく、中・小型株にも積極的に投資しているようです。
■こんな方にオススメ!
・「守りながらふやす」と言っても、さすがに日本株がずっと下落している状況では難しいので、中・長期的な見通しで日本株について強気の見通しをお持ちの方にオススメです。
・買うタイミングが判らない方は、毎月積み立てで決まった金額を購入するのもよいでしょう。
・毎月、SBI証券では、ひふみアカデミー(運用報告セミナー)を動画配信しており、運用担当者が直接ご説明いたします。どんな運用方法をキチンとチェックしたい方には、うれしいサービスです。
*パフォーマンスなどの実績は過去のものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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