豊胸・豊胸手術/豊胸手術の基礎知識

豊胸手術の種類と選び方

豊胸手術を受けた人のほとんどが「今思うと悩んでいる時間がもったいなかった」と言います。胸が小さいせいでスタイルやファッションに自信の持てない方も多いです。胸の悩み解決の切り札に整形手術があります。自分は綺麗なバストになれるのか? 胸の整形手術について月間1000人以上の人気外来を担当する現役美容外科医が解説します。

名倉 俊輔

執筆者:名倉 俊輔

美容整形ガイド

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豊胸手術の種類

豊胸術には大きく分けて脂肪注入豊胸、シリコンバック豊胸、ヒアルロン酸豊胸の3種類があります。

脂肪注入豊胸は自分の脂肪細胞を胸に移植する方法です。入れた細胞がそのまま定着するというわけではないのですが、採取した脂肪に含まれる幹細胞が置き換わっていくことで胸の必要な部分に脂肪がつきます。

脂肪注入豊胸のメリット

・見た目、触感が自然である
・自分の細胞である
・傷が小さくて済む
・必要ない部分の脂肪を取ることができる
・左右差の調整ができる

脂肪注入豊胸のデメリット

・脂肪が余っていない場合はできない
・一度の手術でだせるボリュームに限界がある

脂肪注入の場合、脂肪は自分の身体からとって胸に注入します。女性の多くはいわゆる、下半身太りを気にしていますので太ももの外側や後ろから脂肪を採取してきます。いらない部分の脂肪をボリュームが欲しい部分に注入するという一石二鳥と言える術式なのです。

脂肪注入に向いている人

しかし、この方法にも弱点があります。

まず下半身にも脂肪が無い場合は充分な胸のボリュームアップが難しくなります。
どのくらいの量の脂肪が取れるかの判断が重要になります。脂肪吸引の解説でも説明しますが、美しいボディデザインには適切な量を適切な部位から採取する必要があります。

脂肪がとれない、もしくは脂肪を取るとボディーラインが崩れる場合はヒアルロン酸豊胸やシリコンバッグ豊胸を行います。

皮膚に余裕がある人の方が脂肪注入豊胸に適しています。脂肪の定着には皮膚のハリが大きく影響します。授乳後にハリが無くなってしまった人などに行われる事も多いです。

一回の手術でのボリュームアップは2カップまでが限界だと感じています。それ以上のボリュームアップの場合は複数回注入をすることや、シリコンバックと脂肪注入を併用して行う方法を検討します。

術後のケア

豊胸後のケアについてはレントゲンやマンモグラフィー検査など乳がん検診も受けることができます。授乳にも問題ありません。
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